忘却のサチコ:新春SPも早乙女太一、ふせえりら続投 吹越満「また連ドラになればいいのに」

2020年1月2日放送のスペシャルドラマ「忘却のサチコ 新春スペシャル」に出演する早乙女太一さん(C)阿部潤・小学館/「忘却のサチコ 新春スペシャル」製作委員会
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2020年1月2日放送のスペシャルドラマ「忘却のサチコ 新春スペシャル」に出演する早乙女太一さん(C)阿部潤・小学館/「忘却のサチコ 新春スペシャル」製作委員会

 女優の高畑充希さん主演で2018年に放送された連続ドラマ「忘却のサチコ」の続編となる2020年1月2日放送のスペシャルドラマ「忘却のサチコ 新春スペシャル」(テレビ東京系)に、連ドラ版に出演した早乙女太一さん、吹越満さん、逢沢りなさん、重岡漠さん、上地春奈さん、ふせえりさんが続投することが12月21日、分かった。原作マンガの生みの親、阿部潤さんが描き下ろしたイラストも公開された。

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 早乙女さんは元婚約者の俊吾、ふせさんはサチコの母の和代、吹越さんはサチコが働く「月刊さらら」の編集長の白井智明、逢沢さんはサチコの後輩編集部員の橋本玲奈、重岡さんはサチコの先輩編集部員の大野恭介、上地さんも同じくサチコの先輩編集部員の岡田友理奈を演じる。

 「忘却のサチコ」は、常に冷静で完璧な仕事ぶりから「鉄の女」と一目置かれている佐々木幸子(高畑さん)は、結婚も決まり、仕事も私生活も完璧になるはずだったが、挙式当日に新郎が逃亡。新郎を忘れるために美食を追求して奔走する……というストーリー。連続ドラマは2018年10月期に放送された。

 スペシャルドラマは、神戸が舞台。「月刊さらら」編集部では、新春拡大号の企画に悩んでいた。そんな中、幸子が担当する作家の美酒乱先生が芥山賞にノミネートされる。受賞の発表当日に、次回作の取材のため美酒乱先生と神戸に行くことになった幸子は、夜までに東京に戻らなければいけないという弾丸スケジュールに。さらに、幸子にはもう一つある重要なミッションが……というストーリー。

 「忘却のサチコ 新春スペシャル」は2020年1月2日午後11時半から放送。「三夜連続“美食晩餐会(ばんさんかい)」と題して、2019年大みそかに「孤独のグルメ 2019 大晦日スペシャル(仮)」、2020年1月1日に「きのう何食べた?正月スペシャル2020」も放送される。

 ◇高畑充希さんのコメント

 今回、新春スペシャルが決まってこれだけ永きにわたって役を演じるというのは、なかなか経験がなかったのと、元々原作ファンだったので、とてもうれしいです。私の演じるサチコさんを見てくださって、受け入れてもらえて、こうやって続いているというのは感無量です。

 今回のスペシャルでは、サチコさんが男性陣からモテモテなので、そこに注目していただけたらと思います。みんなにモテるキャラクターだなとは思っていましたが、演じていて、なんか感動しました(笑い)。 今回の神戸撮影につきましては、私も大阪出身ですが実はあんまり来たことがなくすごく新鮮な気持ちでした。とても上品な街のイメージがあります。

  サチコさんは結構激しい動きが多いので、久々に演じると体がきかなくなっていて、びっくりしました (笑い)。変な体勢も多いし、独特なシュールさもあり、マンガチックでもあるので、キビキビなりすぎないように、必死に以前の感覚を取り戻すべく、思い出して頑張りました!

 美食晩餐会(「孤独のグルメ」「きのう何食べた?」「忘却のサチコ」)の3作品の中だと、ラストナイトで、一番テンションの高いドラマだと思うので、そのテンションに引かないで、楽しく見ていただけたらうれしいです!

 ◇早乙女太一さんのコメント

 前回に引き続き出演させていただき光栄です。毎回違う奇抜な衣装を着させてもらい、現場に行くたびに、自分が何の役か混乱した思い出があります。今回もどんな登場の仕方になるのか楽しみにしてください!

 ◇吹越満さんのコメント

 まず、シリーズの一番初めはスペシャルでした。連ドラになればいいのにって思ってたらなったわけですけど、高畑さん大変だったろーなあ。無責任に、ありがとう。で、この新春スペシャル。神戸ロケ楽しかった? と聞いたらば大変でした。と。やっぱり。ごめんね。編集長は楽しくて。けど、うれしいのよ。また、連ドラになればいいのに。ある知人が、体調が悪く食欲もなく、ただボーッとテレビを見ていたら突然食欲が湧き始め夜中にコンビニに走ったという番組は「忘却のサチコ」の再放送だったそうです。よかった。「孤独のグルメ」じゃなくて(笑い)。

 ◇ふせえりさんのコメント

 今回もサチコとお母さんの話がかみ合っているか? かみ合ってないか? のやり取りができました。今回、久しぶりにご一緒して改めて高畑さんは、フラットな感覚を持つ役者で、いつも感心してます。高畑さんとは何年、間隔が空いても、スルッとお母さんとサチコになれると思いました。
 
 ◇木下真梨子プロデューサーのコメント

 再び、新年に“サチコさん”に会える! 誰よりも私自身がワクワク、ドキドキしています。原作ではさまざまな地方を飛び回り、“忘却の美食”に出会い、テンションを爆上げしてきたサチコさん。その世界観を高畑充希さん演じるサチコさんでもっと見たいとずっと願ってきました。連ドラで訪れた宮崎に続き、今回は神戸を舞台に旅情感あふれる街並みを文字通りサチコさんが走り回ります! そして、食べます! そして、ハチャメチャな動きをします!

 「忘却のサチコ」のちょっとおかしいけれど、愛にあふれるキャラクターたちも大騒ぎしています。サチコさんを泣かした男・俊吾さんも驚きの再登場! そして、今まで以上に、どのキャラクターもサチコさんへの愛が爆発しています。これは、脚本や演出を超えて、高畑充希さん自身がキャストやスタッフ全員から愛され、サチコさんを演じているからこそ、醸し出る雰囲気だと改めて感じました。

 今回も脚本の大島里美さんには、たくさんの要望を見事にすてきな脚本にしていただきました。そして、サチコさんや登場人物たちが動く度に、クスクスと笑う山岸(聖太)監督やこの作品を楽しんで演じてくれる出演者の皆さんの姿を見て、最高に幸せな気分になりました。早く皆さんに「忘却のサチコ 新春スペシャル」をお届けしたいとウズウズしています。念願の新キャラクター登場の続報もお楽しみに!

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