今週シネマ:12月20、21日公開の映画「スター・ウォーズ」完結編、劇場版アニメ「僕のヒーローアカデミア」、仮面ライダー「令ジェネ」、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の一場面 (C)2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
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映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の一場面 (C)2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。12月20日は、人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズの完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(J・J・エイブラムス監督)、人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」(ヒロアカ)の劇場版「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」(長崎健司監督)、劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)に新規カットを加えた「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が公開。21日には、特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの劇場版最新作「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」(杉原輝昭監督)が公開される。

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 「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は、1977年に公開された「新たなる希望」から続くシリーズに幕を下ろす作品。祖父ダース・ベイダーの遺志を継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの思いを受け継ぎ、フォースの力を覚醒させたレイたちの活躍が描かれる。またレイの仲間であるフィンとポー、レジスタンスの将軍レイアらが、物語に彩りを加えている。

 「僕のヒーローアカデミア」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の堀越耕平さんのマンガが原作。今回の劇場版では、原作者の堀越さんが総監修、キャラクター原案を手がけ、主人公・緑谷出久(デク)とライバルの爆豪勝己が共闘し、熱いバトルを繰り広げる。劇場版のオリジナルキャラクターの声優として、敵<ヴィラン>のナイン役の井上芳雄さん、スライス役の今田美桜さんが出演している。

 「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」は、冬の仮面ライダー映画シリーズの新作で、仮面ライダーゼロワン誕生の秘密を描く。元「乃木坂46」の生駒里奈さんが仮面ライダーの世界の歴史改変をもくろむタイムジャッカー・フィーニス、連続ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)に出演していた俳優の和田聰宏さんがゼロワン誕生の秘密を握るヒューマギアのウィル役でそれぞれゲスト出演している。

 「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したこうの史代さんのマンガが原作。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。アニメは2016年11月に公開され、いわゆる“単館系”の作品だったが、異例のヒットを記録。日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞に選ばれたほか、アヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門審査員賞を受賞した。「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」では、主人公・すずと遊郭で働く白木リンの交流などいくつものシーンが新たに描かれる。作品の印象が変わり、“新作”として見ることができる。

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