テレビ質問状:「平出和也のSKI TUNE!」アスリートカメラマンだからこそ撮影できた圧倒的な大自然を滑走するスキー映像

WOWOWの海外スキー番組「平出和也のSKI TUNE!」に出演する平出和也さん=WOWOW提供
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WOWOWの海外スキー番組「平出和也のSKI TUNE!」に出演する平出和也さん=WOWOW提供

 “アスリートカメラマン”として知られるクライマーで山岳カメラマンの平出和也さんが、大自然の絶景とスキーパフォーマンス映像を伝えるWOWOWの海外スキー番組「平出和也のSKI TUNE!」が1月5日から毎週日曜午前11時にWOWOWプライムで放送される。全6回で、第1話は無料放送。番組を担当したWOWOWエンタテインメントの大村英治・コンテンツ本部長に番組の魅力を聞いた。

ウナギノボリ

 ――番組の概要と魅力は?

 ヘリコプターで2000メートル級の高さの山頂に降り立ち、一気に滑り降りるヘリスキーや氷河の中を滑る氷河スキーなど、大自然の中でスキーを満喫するニュージーランドスキーの魅力をお伝えします。世界的なクライマーであり、三浦雄一郎さんのエベレスト登頂シーンを撮影した、アスリートカメラマンの平出和也さんだからこそ撮影できる圧倒的な大自然の絶景の中を滑走するスキーパフォーマンス映像は必見です。

 ――今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 1980~90年代のスキーブームのころにスキー番組は結構ありましたが、ブームが下火になってから減ってしまいました。しかし、当時のブームを体験した世代がシニア世代になり、再び夫婦や孫たちを連れてスキーに行かれる方も多くなってきています。そこで、4K・HDR撮影による圧倒的な臨場感で迫力満点の滑走シーンを、それも大自然の絶景をスケール感のあるヘリスキーなどで撮影できる海外スキーで番組化したいと思いました。

 ――制作中、一番に心がけたことは?

 4K・HDR撮影のすごさを表現できるように、できるだけ迫力と臨場感を感じられる撮影を心がけ、編集も視聴者がまるでその場にいる感覚になるように意識して制作しました。音楽も1980年代の聴き覚えのある楽曲などを使用して視聴者が“心地よい中毒性”とでもいえる感覚をおぼえ、“いつまでも見ていられる”気分になっていただけるような番組を狙いました。

 ――番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 スキーの技術や滑りながら撮影するテクニックは難しいですが、平出さんにとっては朝飯前といった感じでした。ただそんな平出さんでもいかんともしがたいのが天候でした。天気によって番組イメージは大きく変わってしまいます。実は撮影初日、2日目と悪天候でヘリコプターが飛べなくて大幅な予定変更を余儀なくされたのですが、そのお陰で事前の準備がしっかりでき、その後は天候にも恵まれ最高のコンディションで撮影できました。災い転じて福となりました(笑い)。

 ――番組の見どころを教えてください。

 ニュージーランドの大自然、そこにヘリコプターやセスナで着陸し、一気に滑り降りるスキーパフォーマンス。

 その姿をドローンや携帯型4Kカメラを構え(もちろんストックなしです)、並んで滑りながら収録した平出さん渾身(こんしん)の撮影カットの数々。

 クィーンズタウン近くのスキー場では、駐車場までの土色とゲレンデからの白銀の世界とのコントラストの妙を眺めながら滑るリゾート感満点のスキーシーン。さらには唯一の酒蔵まで……見どころ満載です。

 ――視聴者へ一言お願いします。

 前述のとおり、とにかく天候に恵まれたため、雪の白と空の青とのコントラストが美しく、雄大なニュージーランドの大自然の映像は見ているだけでも気持ちがいいです。その中を平出さんたちスキーヤーが疾走していくシーンは本当にキレイで、いつまでも眺めていられますよ。

 スキーに行きたくなること間違いなしです。

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