亀梨和也:事故物件に住む芸人役でホラー初出演 松原タニシの話題作を映画化

映画「事故物件 恐い間取り」(仮)で主演を務める人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さん(左)と、松原タニシさんによる著書「事故物件怪談 恐い間取り」(C)2020「事故物件 恐い間取り」(仮)製作委員会
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映画「事故物件 恐い間取り」(仮)で主演を務める人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さん(左)と、松原タニシさんによる著書「事故物件怪談 恐い間取り」(C)2020「事故物件 恐い間取り」(仮)製作委員会

 “事故物件住みます芸人”として活動する松原タニシさんの実体験による著書「事故物件怪談 恐い間取り」(二見書房)が映画化されることになり、人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さんが主演を務めることが1月21日、分かった。亀梨さんが映画で主演を務めるのは5作品目で、ホラー初出演となる。「リング」「スマホを落としただけなのに」などで知られるホラー映画の巨匠・中田秀夫監督がメガホンをとる。亀梨さんは、「Jホラーを代表する中田監督とも初めてご一緒させていただきますが、撮影現場の雰囲気も今からとても楽しみです」とコメントしている。映画のタイトルは「事故物件 恐い間取り」(仮)で、8月28日公開。

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 原作者の松原さんは、2012年からテレビ番組「北野誠のおまえら行くな。」(エンタメ~テレ)の企画で事故物件に住み始め、その後も、大阪、千葉、東京、沖縄で実際に9軒の事故物件に住んできた。著書では、「ペンキで塗りつぶされた鏡」「帰宅すると勝手に空いている襖」など、間取り付きで実際に起きた怪奇現象を紹介しており、ノンフィクションとしては異例の10万部を突破。「恐すぎて部屋に入れない」などと話題を集めている。

 映画は、松原さんの実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨さん)が先輩から「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」とむちゃぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住むところからスタート。1軒目の部屋で撮影された映像の中には、白いものが映っていたり、音声が乱れたり……。番組からの期待も高まる中、ネタ欲しさに事故物件を転々としていくヤマメは、やがてさまざまな怪奇現象に遭遇し、「事故物件住みます芸人」として大ブレークするが……というストーリー。実際に松原さんが体験した怪奇現象をリアルに再現するという。1月下旬にクランクインし、2月末ごろにクランクアップの予定。

 亀梨さん、松原さん、中田監督のコメントは以下の通り。

 ◇亀梨和也さん

 ジャニーズに入って間もない頃に日本テレビの「怖い日曜日」という番組で案内役を務めたことはあったんですが、自分自身がホラー作品に出演するのは今回が初めてです。また、Jホラーを代表する中田監督とも初めてご一緒させていただきますが、撮影現場の雰囲気も今からとても楽しみです。

 今回は芸人役にも挑戦しますが、仲良くさせていただいている若手芸人さんも多いので、お話を聞かせてもらったり、参考にさせてもらっています。クランクインまでにライブも見に行きたいと思っています!

 僕自身の最近の不思議な体験は、昨年末に中田監督との顔合わせに行く時、急に移動車のエンジンがかからなくなって故障してしまったんです。直したはずなんですが、昨夜、車内でマネジャーさんから台本をもらった時にまたエンジンが止まってしまったんです! 不思議な出来事でしたが、これも撮影に向けて気を引き締めろということかなと思いました。ただ、できることなら車は変えてもらいたいですね(笑い)。

 普段自分を応援してくださっている方々にとっても初めての姿をお見せできると思いますし、ホラーファンの方々にとっても自分は初めましての存在だと思うので、いろんな方に楽しんでいただける作品にできるよう撮影に励みたいと思います。

 ◇原作者・松原タニシさん

 7年前、何の仕事もなかった一介の芸人が、テレビ番組「北野誠のおまえら行くな。」の企画で事故物件に住み始め、その経験が書籍化され、そしてまさかの映画化にまでされてしまう展開を、一体誰が想像できたでしょう。しかも主役が亀梨和也さん。そして監督が「リング」の中田秀夫監督。豪華すぎます。

 さて、これは単なるホラー映画ではありません。「事故物件怪談 恐い間取り」を原作として実写化されるということは、ファンタジーの世界ではなく、映画に登場する事故物件が現実にこの日本のどこかに存在するということです。果たして僕が過ごした「恐い間取り」たちが、スクリーンの中でどう生まれ変わり、どんな恐怖を見せてくれるのか、非常に楽しみです。

 ◇中田秀夫監督

 「事故物件に住む=前住者である亡霊との共同生活」……今作の原作者、松原タニシさんは常人なら絶対にしたくないことを仕事にしている。ホラー映画をこれだけ撮ってきた私も今回ばかりは、さすがにリアルに恐いのだが、幸い主演の亀梨和也さんが、面白いアイデアをどんどん提案してくださっていて、彼との初タッグをとても楽しみに撮影準備できている。

 「住んでいる部屋が恐い」という、誰しも逃げようのない恐怖と共に、亀梨さんが劇中で住む四つの部屋の、極上の「地獄巡り」を楽しんでいただきたい。

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