村上虹郎&森崎ウィン:Wキャストで主演「ウエスト・サイド・ストーリー2」 「一つになっているのを感じて」

舞台「ウエストサイドストーリー」に出演する村上虹郎さん(中央左)と森崎ウィン(中央右)
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舞台「ウエストサイドストーリー」に出演する村上虹郎さん(中央左)と森崎ウィン(中央右)

 俳優の村上虹郎森崎ウィンさんが1月30日、「IHI STAGE AROUND TOKYO」(東京都江東区)で行われた舞台「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2」のプレスコールに登場。村上さんと森崎さんは主人公トニーをダブルキャストで演じており、2月1日の初日を間近に控えた今の心境を、森崎さんは「稽古期間も2カ月くらいあって。長いのかなと思いきや、初日を前にして、一つになっているのを感じて、その一つになっている気持ちのまま初日を開けたい気持ちでいっぱい」と語った。

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 村上さんは「昨日の通しと、今日のゲネ(ゲネプロ)で、初日さながらの力の入れ具合で。みんなに大丈夫かって言われるくらいやってるんで。これ以上緊張することないと思います」と話していた。

 村上さんは「このサイズの劇場で主役を立たせていただくのは本当に光栄」と改めて主演への思いを明かし、「トニーと(ヒロインの)マリアって主役ではあるんですけど、やっていると、この作品の主役は別にたくさんいるって気づくんです。スタッフの方も共演者の方も最高に頼りになる方ばかりで、お前がミュージカルかよ、って皆さんに思われてると思うんですけど、そんな僕をここに立つまでにしてくださったと思うんで、それだけ自信を持って、皆さんに支えられて、しっかり立っていれるようにしたい」と初日への決意を語った。

 森崎さんは「この作品を今、僕らがやる意味。改めて考えるとすごく怖くて。それを共演者同士でシェアしてる。こんな完璧なものって僕も今までに見たこともなくて、その作品をやる重さを感じているんですけど、基本的にはエンターテインメントなのでお客様にはまず楽しんでいただきたい、ということを僕ら一丸となって伝えたい」と話し、「作品のメッセージを一つでも持って帰ってもらえるように。僕らが1957年のマンハッタンの地で立っている意味、それを半世紀超えた僕らが今やる意味を、ちょっとでも伝えられたら」と熱い思いを語った。

 「ウエスト・サイド・ストーリー」は、シェークスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」に着想を得た作品。1950年代後半の米ニューヨーク、マンハッタンのウエストサイドを舞台に、ギャング集団の抗争や、ポーランド系移民のトニーとプエルトリコ系移民のマリアの禁断の恋を描く。2月1日~3月30日、同所で上演。

 プレスコールには、マリア役の宮澤エマさん、田村芽実さん、アニータ役のMay J.さん、宮澤佐江さん、リフ役の上口耕平さん、小野賢章さん、ベルナルド役の渡辺大輔さん、廣瀬友祐さんも登場した。

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