宮本茉由:目標は「気配りが上手な女優」 「トップナイフ」ダンス動画の秘話も

連続ドラマ「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」で玉井静香を演じている宮本茉由さん
1 / 6
連続ドラマ「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」で玉井静香を演じている宮本茉由さん

 女優の天海祐希さんが主演する連続ドラマ「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」(日本テレビ系、土曜午後10時)で、美人秘書の玉井静香を好演しているモデルで女優の宮本茉由さん。このほどMANTAN編集部を来訪した宮本さんに、ドラマの撮影秘話などについて聞いた。

あなたにオススメ

 ◇動きを交えた芝居「難しい」 撮影の合間は福士誠治たちとけん玉

 宮本さんは、1995年5月9日生まれ、東京都出身。2016年に第1回「ミス美しい20代コンテスト」で審査員特別賞を受賞して芸能界入り。2017年2月から女性ファッション雑誌「CanCam(キャンキャン)」(小学館)の専属モデルも務めている。2018年10月期放送の連続ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系)で女優デビューを果たし、連続ドラマ「東京独身男子」(同局系)、「監察医 朝顔」(フジテレビ系)などにも出演した。

 「トップナイフ」は、外科医の中でも一握りの「手術の天才」が集う脳外科が舞台。常に完璧を求められ、手術はすべて成功して当たり前という、天海さん扮(ふん)する、東都総合病院脳神経外科の深山瑤子ら最高の医師「トップナイフ」たちの活躍を軸に、彼女たちが抱える秘密なども描く群像劇だ。

 2018年に女優デビューした宮本さんは、現在も演技レッスンに通うなど、技術を高めている。今作で演じている静香は、脳神経外科の今出川孝雄部長(三浦友和さん)の美人秘書で、同病院の近くにあるBAR「カサブランカ」でも働いているという設定だ。撮影では「カサブランカ」のマスター来島達也役の古川雄大さんから「グラスの拭き方など所作を教えていただきました」と明かす。

 撮影について、宮本さんは「天海さんにお酒を出して、(小机幸子役の)広瀬アリスさんのせりふを受けてから、私がせりふを返すというようなシーンがあったのですが、天海さんにお酒を出したら、せりふを忘れてしまったことがあります」と苦笑い。「いろいろな動きを交えつつ、お芝居をするのは難しいですね。でも、もっと頑張りたいと思っています」と前向きに語る。

 撮影現場は「和気あいあいとしていて楽しいです!」と笑みがこぼれる。合間には、看護師・犬飼剛役の福士誠治さんと「けん玉などをしています。福士さんが本当に上手で。『みんなでうまくなるぞ!』ってやっています(笑い)」と裏話も明かした。

 ◇ダンス動画の振り付けは自宅などで「練習」

 同作のエンディングでは、天海さんら出演者たちがダンスを披露している。宮本さん、福士さん、古川さんの3人がエンディングのダンスと同じ振り付けでパフォーマンスする動画がSNSにアップされ、再生回数が30万回を突破するなど、話題になっている。

 宮本さんはダンスについて「(初回)放送のエンディングで初めて知って、『いいな! 踊りたいな!』って思いました」と語り、振り付けは「エンディングのダンスシーンに出演している古川さんに教えていただきました」と振り返る。自宅や所属事務所内で練習を重ね、「練習していることをドラマのスタッフに伝えたら『踊ってみようよ!』って言ってくださって」と楽しそうに動画撮影のきっかけを語る。

 クラシックバレエをやっていたという宮本さんは「今回のダンスはリズムや振り付けにキレがないといけないのに、バレエをやっていたので、腕を伸ばしちゃったりして(笑い)」とダンスの振り付けを身ぶり手ぶりで説明。「マネジャーから『もっとキレを良くしたほうがいい』とかダメ出しされたりしながら、頑張りました」と苦労を明かした。

 宮本さんたちのダンス動画を見た視聴者から寄せられた「可愛い!」「上手だね!」という声には「お世辞だとしても、本当にうれしかったです」とにっこり。中には「『へたっぴだけど可愛いね』という声もありました。うれしいけど、悲しい気持ちにもなりましたね(笑い)」と語っていた。

 女優としての目標は「現場を和ませたり、大変そうなスタッフがいたら声をかけるなど、いろいろなところに気配りができる、気配り上手な女優さんになりたいと思っています」と真剣な表情で語り、「ミステリアスとか、美人秘書とか癖がある役を演じることが多いので、癖がない普通の女性を演じてみたい」と声をはずませる。挑戦してみたいジャンルも聞くと「ラブストーリーとかは恥ずかしいです」と照れ笑いし、「アクションにも挑戦してみたいです!」と目を輝かせる。宮本さんが今後どんな活躍を見せてくれるのか、注目だ。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事