工藤美桜:キラメイジャーのピンクとして“ニチアサ”に帰還 「おかえり」の声に深まったヒーローの自覚

「魔進戦隊キラメイジャー」でキラメイピンク/大治小夜を演じている工藤美桜さん
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「魔進戦隊キラメイジャー」でキラメイピンク/大治小夜を演じている工藤美桜さん

 特撮ドラマ「スーパー戦隊」シリーズの第44作「魔進(マシン)戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)でキラメイピンク/大治小夜を演じている工藤美桜さん。「今までで一番キラキラした戦隊を目指す」という触れ込みの同作において、ダブルヒロインを務める工藤さんと新條由芽さんは、早くも「可愛い」と話題となっている。2015~16年放送の「仮面ライダーゴースト」の深海カノン役から4年、今度はスーパー戦隊のピンクとして、“ニチアサ(テレビ朝日系の日曜朝の特撮番組)”に帰還を果たした 工藤さんに話を聞いた。

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 「魔進戦隊キラメイジャー」は、「宝石」と「乗り物」がモチーフで、不思議なパワーを秘めた美しい宝石キラメイストーンに戦士として選ばれた5人が、人々から希望や輝きを奪おうとする闇の軍団と戦う。小宮璃央さんがキラメイレッド/熱田充瑠、木原瑠生さんがキラメイイエロー/射水為朝、新條さんがキラメイグリーン/速見瀬奈、水石亜飛夢さんがキラメイブルー/押切時雨を演じ、博多南無鈴役でお笑い芸人の古坂大魔王さんも出演している。

 ◇「ゴースト」がなかったら、今このお仕事を続けていなかった?

 工藤さんは1999年10月8日生まれ、東京都出身の20歳。改めて4年前の「仮面ライダーゴースト」を振り返ると、「私は当時16歳で、本格的なお芝居が『ゴースト』が初めてだったのですが、お芝居というのは楽しいもので、もっとやりたいって気づけた作品でもありました。『ゴースト』がなかったら、今、このお仕事を続けていなかったかもしれないというくらい、とても大切な作品です」と思いを語る。

 1月の制作発表で出演が明かされた際には、「ゴースト」のファンから「おかえりなさい」という声が次々と上がったが、「SNSの反響も大きくて、“ゴーストのカノンちゃん”を愛していただけていたんだなって改めて感じて、とてもうれしかったです」としみじみ。

 またその声を受けて、「昔は守られる側だったのが、今度は守る側のヒーローに、私もヒーローになるんだって、自覚が深まりました」といい、「『ゴースト』のときは途中からの出演だったのですが、東映の撮影所に結構な頻度で通っていて、その期間は本当に濃密な時間で、私の記憶の中に色濃く残っています。前とは違う形ではあるのですが、またその日々が1年間続くんだって、帰ってきたんだなって」と実感を込める。

 ◇「今までで一番キラキラしているピンク」といわれるように…

 キラメイピンクに変身する大治小夜は、テレビでも評判の美人すぎるスーパードクター。演じる工藤さんは「私自身の理想の女性像」といい、「見た目や話し方はふわふわしていて女性らしいんですけど、芯はしっかりしているし、メンタルも強い。精神的にみんなを支えていくところと、大人の余裕がにじみ出ているところが魅力なので、演じていて、私もそういう部分も出せていけたら」と話す。

 さらに「エモいか、エモくないかで、物事を判断する、ちょっと変わった面もあるので、回を重ねることに、小夜のいろいろな面を出していけるように頑張りたいです」と力を込める。

 ピンクといえば、ヒロインの定番カラーでもあるが、「うれしいですね。ピンクが似合うとは自分では思ってなくて。いいのかなって感じる部分もあるのですが、歴代のピンクの方にもいろいろなタイプがいたと思うので、その歴史を受け継ぎつつも、今までで一番キラキラしているピンクっていわれるようになりたいです」と声を弾ませる。

 役衣装は「全部がお気に入り」といい、「マントもそうですし、5人そろったときの統一感もめっちゃカッコいいなって(笑い)。あとは何よりもショーパン(ショートパンツ)っていうのもいい!」とにっこり。

 「小夜は理想の大人の女性なので、1年間演じることで自分も(大人に)近づくことができるんじゃないかっていう期待はあります。私自身、大人の余裕が出せる女性になってくればいいし、女優としてはお芝居をもっともっと磨いて、自分ができる引き出しを増やしていきたい。アクションにアフレコと、いろいろなことにチャレンジできる現場なので、そこで新たな可能性を見つけることができたら」と目を輝かせていた。

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