泣きたい私は猫をかぶる:ヨルシカ「夜行」が挿入歌に MV再生回数300万超の話題曲

劇場版アニメ「泣きたい私は猫をかぶる」の一場面(C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
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劇場版アニメ「泣きたい私は猫をかぶる」の一場面(C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

 劇場版アニメ「ペンギン・ハイウェイ」などで知られるスタジオコロリドが手がける劇場版アニメ「泣きたい私は猫をかぶる」(6月5日公開)の挿入歌が、人気バンド「ヨルシカ」の「夜行」に決定したことが4月10日、分かった。「夜行」は、3月4日にリリースされ、ミュージックビデオ(MV)はスタジオコロリドが制作。MVの再生回数は、YouTubeで300万回を突破している。「ヨルシカ」は、劇場版アニメの主題歌「花に亡霊」も担当する。

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 「夜行」は、佐藤順一監督と柴山智隆監督が、「ヨルシカ」のn-buna(ナブナ)さん、suis(スイ)さんと、映画の世界観について直接語り合い、イメージを共有した上で生み出されたという。

 佐藤監督は、「『夜行』はヨルシカさんに完成途中の作品を見てもらって作ってもらいました。日之出が主人公・ムゲの本当の気持ちを知った場面なので、普通はかなりしっとりした曲になるところですが、ヨルシカさんの曲ならば、ややリズムのあるちょっと切ない系の曲もよいのではと試していただくことに。曲を初めて聞いた時、言葉が意味を超えて心の風景を描くように紡がれたヨルシカさんらしい楽曲ができたと感じてうれしかったです。ムゲや日之出の感情と組み合わさることでさらなる広がりがイメージできました」と語っている。

 柴山監督は、「音響監督でもある佐藤監督からは、『作品に寄り添いすぎなくても大丈夫』というようなお話があったと記憶しています。『夜行』が届いて、初めて映像に合わせて曲を聴いたときにはイメージがふわっと広がっていくような感覚があって驚きました。日之出の心情を大切にしていただきつつも、次々と浮かんでくる情景が心地よくて、その日から毎日のように聴いています」とコメントを寄せている。

 「泣きたい私は猫をかぶる」は、愛知県常滑市が舞台で、ムゲ(無限大謎人間)と呼ばれる中学2年生の笹木美代が、猫に変身できる不思議なお面で猫になり、クラスメートの日之出賢人に会いに行く……というストーリー。

 「おジャ魔女どれみ」などの佐藤さん、「千と千尋の神隠し」などに参加してきた柴山さんが監督を務め、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの岡田麿里さんが脚本を手がける。女優の志田未来さんがムゲ、声優の花江夏樹さんが日之出をそれぞれ演じる。

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