新解釈・三國志:山田孝之が黄巾、城田優が呂布、佐藤二朗が董卓 福田雄一映画のキャスト発表

映画「新解釈・三國志」に出演する(左から)佐藤二朗さん、山田孝之さん、城田優さん(C)2020「新解釈・三國志」製作委員会
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映画「新解釈・三國志」に出演する(左から)佐藤二朗さん、山田孝之さん、城田優さん(C)2020「新解釈・三國志」製作委員会

 俳優の大泉洋さん主演の映画「新解釈・三國志」(福田雄一監督、12月11日公開)で、山田孝之さんが黄天の逆賊・黄巾、城田優さんが三國志最強の鬼神・呂布、佐藤二朗さんが酒池肉林の暴君・董卓を演じることが5月3日、分かった。

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 黄巾は、政治の混沌(こんとん)に耐えかね、黄色い頭巾を巻いて暴動を起こした反乱軍として、「三國志」誕生のきっかけとなる「黄巾の乱」を起こしたとされる黄巾党の一人。董卓は、幼い帝(みかど)を擁し政権を握った独裁者として知られ、とてつもない残虐さと冷酷さで暴君として名高い。呂布は、董卓と行動を共にする、武芸を極めた天下無双の将軍。“最恐”コンビである董卓と呂布は、関係を壊すために仕向けられた“美女”によって仲たがいするという逸話がある。

 「三國志」は、西暦約200年の中国・後漢の時代を舞台に魏、呉、蜀の3国が中国の覇権を巡り群雄割拠していた史実をまとめた書物の名称。魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備のほか、一癖も二癖もある個性豊かな武将が登場することから、小説やマンガ、ゲームなど多くのコンテンツが作られ、親しまれてきた。映画は、史実を“福田監督流”の新解釈で実写化。「今まで誰も想像し得なかった新たな解釈で三國志が描かれる」という。大泉さんが劉備玄徳を演じるほか、諸葛亮孔明役でムロツヨシさん、関羽役で橋本さとしさん、張飛役で高橋努さんも出演する。

 今回発表されたキャストのコメントは以下の通り。

 ◇山田孝之さんのコメント

 望み続けた大泉洋さんとの共演! 求め続けた大泉洋さんのキレのあるツッコミ! もうしびれました! 感無量です! ありがとう福田雄一! たとえ少ない絡みだったとしても僕は多くを望みません! 夢がかないました! もう思い残すことはありません! さようなら! バイバイみんな! 大泉洋バンザイ!

 ◇城田優さんのコメント

 あれはいつだったか、確か3年ほど前、福田さんと2人でご飯を食べている時に「城田くん! 今度映画で佐藤二朗と絶世の美女を取り合ってほしい!」と直接オファーをいただき、最初はなんのことかよく分からないまま「面白そうですね!!」とお答えしました。蓋(ふた)を開けてみれば、かの有名な“三國志”しかも最強の男“呂布”を演じさせていただけるだなんて、なんたる光栄なこと!!

 しかし、そこは福田組。ただ強くてカッコいい男を演じるだけで終わるわけがありません。笑いを耐えるのが、福田組での最も難しいミッション。乗馬の訓練より、殺陣の稽古(けいこ)より、現場で表情筋をコントロールし、平常心を保ちながら芝居を続けることが一番大変でした。

 どうかこの映画を見て「くっだらねえなー」と一人でも多くの方に笑っていただき「明日も頑張るかー」と、明るく前向きな気持ちになっていただけることを願っています。皆様の笑い声に包まれた劇場でお会いできる日を夢見て。

 ◇佐藤二朗さんのコメント

 今回、歴史超大作の「三國志」ということで、神聖な、厳粛な気持ちで臨もうと思い、撮影前に滝に打たれ、禅を組み、3日間断食しようと思っていたのですが、監督が福田雄一ということを思い出し、全部やめました。監督が福田雄一じゃなくてもやらないことばかりですが。

 福田組の時は常に、どうかしてしまう僕ですが、ボールの行き先はボールに聞いてくれといいますか、撮影が終わった瞬間、自分が何をやったか記憶がないんですね。なんなら撮影中も記憶がないんですね。大丈夫か俺。なので正直、今回も自分が何をやったか覚えていないんですね。ごめんなさい。とにかく三國志ファンの方々に怒られないよう、そしてこんな時期だからこそ、あっけらかんと笑ってほしい、そう思っております。

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