打ち合わせやリハーサル、本番収録などを直接会わずに制作されたNHKの“テレワークドラマ”「今だから、新作ドラマ作ってみました」（総合）が5月4日から3夜にわたって放送される。第1夜「心はホノルル、彼にはピーナツバター」（5月4日午後11時40分）、第2夜「さよならMyWay！！！」（5月5日午後11時15分）、第3夜「転・コウ・生」（5月8日午後11時40分）の3作で、2020年4月以降の現在の世界を舞台に、新型コロナウイルスの影響により外出自粛を余儀なくされている人々の姿が描かれる。

あなたにオススメ

朝ドラ：来年度後期は「ブラッサム」　主演は石橋静河　モデルは…

　第1夜「心はホノルル、彼にはピーナツバター」は、満島真之介さんと前田亜季さんが出演し、脚本は矢島弘一さんが担当。婚約中の神林五郎（満島さん）と森本千明（前田さん）は、五郎の転勤のため目下遠距離恋愛中で、折しもこの春予定していた人生最大のイベント＝ハワイでの結婚式は開催が中止に。うまく事が運ばないイライラと会えない寂しさ。そんな思いを抱えながらも唯一の連絡手段となったビデオチャットで今日も2人のラブラブトークが始まる。ところがささいな行き違いから2人の隔たりがあらわとなり、まさかの破局にまで発展する。

　第2夜「さよならMyWay！！！」は、小日向文世さんと竹下景子さんが夫婦役を演じ、脚本は池谷雅夫さんが担当した。宍戸道男（小日向さん）は40年連れ添った妻・舞子（竹下さん）を脳卒中で失ったばかり。それでも悲しみに耐えながら、自ら営む保険代理店の仕事を今日も真面目に誠実にこなしていた。その時、業務用のパソコンにビデオ電話がかかってくる。画面の向こうにいるのは、なんと死んだはずの舞子だった。画面越しに舞子が突き付けてきたのは離婚届。一体、妻は何のために幽霊となって道男の前に現れたのか？

　第3夜「転・コウ・生」は柴咲コウさん、ムロツヨシさん、高橋一生さんが共演し、森下佳子さんが脚本を手がけた。外出自粛が続く中、「会いたい」と思った人と魂が入れ替わる珍事が発生し……というファンタジーコメディーで、シバサキコウがむろつよしと入れ替わり、今度はタカハシイッセイとも入れ替わって大混乱。果たして3人は元の体に戻れるのか……という内容になっている。