鍵のかかった部屋：今夜「特別編＃3」放送　“榎本”大野智が証券会社会長殺害の密室トリックに挑む　小手伸也と松井珠理奈の新シーンも

　人気グループ「嵐」の大野智さん主演で2012年4月期に放送されたフジテレビ系“月9”ドラマ「鍵のかかった部屋」の「特別編＃3」が5月25日午後9時から同局で放送される。2014年1月に放送されたスペシャル版を特別編集して今回から2週にわたり放送。「特別編＃3」には、俳優の小手伸也さん演じる放送中断中の同系ドラマ「SUITS／スーツ2」の蟹江貢と、アイドルグループ「SKE48」の松井珠理奈さん演じる、芹沢豪（佐藤浩市さん）の秘書が登場する新シーンも加わる。

ウナギノボリ

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　榎本径（大野さん）が姿を消してから半年、芹沢と青砥純子（戸田恵梨香さん）は、通常の弁護士業務をこなしていた。そんな折、芹沢が相談依頼を受けていた証券会社会長の藤林（黒部進さん）が殺害される。しかも、藤林の姪の郁子（黒木瞳さん）と共に遺体を発見したのは芹沢だった。

　刑事の鴻野（宇梶剛士さん）から藤林との関係を聞かれた芹沢は、藤林の亡くなった妻の10億円相当の絵画コレクションを美術館に寄贈する話を仲介していた、と説明。芹沢は、郁子に藤林を殺害した犯人は捕まっていないが「寄贈の話を進めたい」と伝える。しかし、郁子は寄贈を中止してほしいと言う。事件前日に、藤林が寄贈を中止したいと話していたというのだ。

　その後、芹沢は郁子を寄贈先の美術館の館長、平松（佐野史郎さん）と面会させる。寄贈中止、との言葉を聞いた瞬間、平松の表情が鋭くなった。

　その頃、館内にいた榎本と純子は、企画展のために作品を制作中だという有名アーティストの稲葉透（藤木直人さん）と知り合う。稲葉が制作した遊園地のミラーハウスを模した迷路と、そこにはめ込まれた巨大なオブジェ。その前に立った榎本は……。

　原作は人気作家・貴志祐介さんのミステリー小説。防犯オタクの榎本が、鋭い洞察力と集中力で、完全犯罪と思われた密室事件のトリックを、パズルを解くように破っていく姿を描く。