名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
藤子・F・不二雄さんの人気マンガ「ドラえもん」(小学館)のてんとう虫コミックス全45巻の豪華愛蔵版セット「100年ドラえもん」(7万7000円、12月1日発売)の予約が3000セットを突破したことが分かった。「100年ドラえもん」は、3月28日に全国書店、ネットなどで予約の受け付けを開始し、約3カ月で3000セットを突破。高額商品ながら、好調で、小学館のドラえもんルームの徳山雅記編集長は「新型コロナウイルス感染拡大を受けて書店の休業が相次ぎ、消費も自粛ムードだった中、このスピードでご注文をいただいたのは想定以上。高額な商品で受け入れられるだろうか……とも思っていましたが、好意的な声をいただいています」と話している。
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「100年ドラえもん」は、マンガ「ドラえもん」の誕生から50周年を記念した企画の一環として発売。2112年9月3日、未来のネコ型ロボット・ドラえもんが誕生する「100年後、22世紀の未来まで『ドラえもん』を届けたい」がコンセプト。装丁、印刷、製本、用紙など仕様に徹底的にこだわった永久保存版で、全45巻がハードカバー、布クロス装となっている。本の上部には紙への湿気やホコリをガードする天金加工を施す。カラー原画を収録した「厳選カラー“幻”画集『ドラ絵もん』」や「完全索引別巻『引くえもん』」、「ドラえもん」0巻の豪華装丁版、超大型タイムふろしき、フィギュアなど豪華購入特典も話題だ。
徳山編集長は「予想以上の反響で資材が足りなくなる可能性も出てきた。天金など特別な加工は依頼できる業者、職人さんも限られるため人員の確保も必要」と明かし、「予約をして楽しみに待っている方々に届けられるよう鋭意制作中です」と力を込める。
実際に予約をしている層は、30~50代で男女は半々という。制作当初は、50、60代の親世代、祖父母世代が、子供のため、孫のために購入するケースを考えていたが、もっと幅広い層から予約が集まっている。公共図書館や学校、病院からの予約も増えているという。
「ネットなどの反応を見ていると、9割ぐらいは『ドラえもん』が好きで、ご自身のために買われているという印象です。『ドラえもん』は、原作を読み込んでいるコアなファンの方もいれば、アニメが好き、キャラクターとして好きなど、好きのポイントがそれぞれ違う。今回の『100年ドラえもん』は、こだわった仕様や装丁の可愛さ、特典など、さまざまなポイントで幅広い層に受け入れていただけているのではないか」
コロナ禍で「ドラえもん」という作品自体の需要の高まりも感じているという。「ドラえもん」のてんとう虫コミックス第1巻は、今年3月の月間売り上げが1万部を突破し、単月の実売数では、2001年以降の最高記録となった。また2~4月の「ドラえもん」のコミックス、関連児童書は、昨年の同時期に比べて40~50万部増加した。
「全国が一斉休校になり、業界全体で児童書が好調だったことや、昨年11月に発売された約23年ぶりの新刊『ドラえもん』0巻のヒットの影響もありますが、先行きが不安定な状況でみんなが読みたいと思う作品が『ドラえもん』だったのではないか。『ドラえもん』の底力を感じました」
名作「ドラえもん」を新たな装いでリリースする「100年ドラえもん」。「ドラえもん」の魅力を再発見できるかもしれない。予約は8月31日まで。
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2024年12月22日 22:00時点
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