日本沈没2020:小野賢章が“魂のラップ” KEN THE 390が湯浅政明監督と再タッグ 本編映像公開

「日本沈没2020」の一場面(C)“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners
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「日本沈没2020」の一場面(C)“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners

 小松左京さんのSF小説「日本沈没」が原作のアニメ「日本沈没2020」で、声優の小野賢章さんが演じるユーチューバーのカイトがラップを披露する本編映像が公開された。ラッパーのKEN THE 390(ケン・ザ・サンキューマル)さんがラップを監修したことも発表された。映像では、大地震が起こり、絶望な状況でカイトたちが“魂の叫び”をラップで表現する。

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 KEN THE 390さんは、同作の湯浅政明監督が手がけたアニメ「DEVILMAN crybaby」でも劇中のラップを監修し、声優としても出演した。湯浅監督との再タッグにKEN THE 390さんは「2度目のオファーということで、前作の内容を気に入っていただけたのだと感じて、最初の時よりさらにうれしかったですし、身が引き締まりました」とコメントした。

 ラップシーンについて「事前に自分がそれぞれのパートをガイド用に録音した音源をお渡ししていたのですが、それを現場では皆さん自分のものとしてそれぞれのキャラクターでラップされていて、さすがでした。自分のアドバイスに対するレスポンスの速さ、再現の正確性にも驚きました」と話した。小野さん演じるカイトのラップについては「小野さんもラップを普段することはないとおっしゃっていましたが、とても勘がよく。とてもスムーズで、あっという間な録音でした」と振り返った。

 湯浅監督とのやりとりについて「最初に対面でそれぞれのキャラクターの性格や、そのシーンでの心情を丁寧に伝えていただきました。それを踏まえて自分が作ったラップのデモに対して修正点をご指摘いただく、そんなやりとりを繰り返して完成させました。特にそれぞれが会話のようにラップする箇所で“間”を大事にされていることが印象的でした」と明かした。

 「日本沈没」は1973年に発表された小松さんの小説。同年、公開された実写映画は配給収入が約28億2000万円を記録。2006年には、草なぎ剛さん、柴咲コウさんが出演する実写映画も公開され、興行収入が約53億4000万円を記録するなど大ヒットした。

 「日本沈没2020」は、「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」「映像研には手を出すな!」などで知られる湯浅さんが監督を務める。2020年、日本で突然、大地震が起こる。大混乱の中、東京都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩と剛の姉弟らは東京からの脱出を始めるが、沈みゆく日本列島は、容赦なく武藤家の面々を追い詰める。極限状態で突きつけられる生と死、出会いと別れなどが描かれる。

 上田麗奈さんが主人公で五輪を目指して陸上に打ち込む14歳の少女・武藤歩の声優を務めるほか、村中知さんが、歩の弟でオンラインゲームで世界とつながる少年・剛、佐々木優子さんが歩の母で元水泳選手のマリ、てらそままさきさんが父・航一郎をそれぞれ演じる。動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で7月9日から全世界独占配信。全10話。

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