100年ドラえもん:史上初の公式索引「引くえもん」 イヌだけで113種! キャラ、ひみつ道具、サブタイトル網羅

「100年ドラえもん」の特典となる完全索引「引くえもん」のページ=小学館提供
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「100年ドラえもん」の特典となる完全索引「引くえもん」のページ=小学館提供

 藤子・F・不二雄さんの人気マンガ「ドラえもん」(小学館)のてんとう虫コミックス全45巻の豪華愛蔵版セット「100年ドラえもん」(7万7000円、12月1日発売)の購入特典である索引「引くえもん」の詳細が7月10日、明らかになった。引くえもんは、全45巻に登場するひみつ道具(1407項目)、キャラクター(2879項目)、サブタイトル(822話)を50音で引ける。全224ページ(予定)にもおよび、「ドラえもん」史上初の公式索引となる。

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 過去に出版された公式本「ドラえもん 最新ひみつ道具大辞典」(同)にもひみつ道具の索引が一部掲載されたが、引くえもんでは、それぞれのひみつ道具が登場する巻数、エピソードを全て掲載する。

 最も充実しているのは、キャラクター索引といい、各キャラクターの登場巻数、エピソードを全て調べることができる。主要キャラクターだけでなく、「お話の中で何か役割を果たしている人や動物、事物」をキャラクターと定義し、その全てを掲載。「イヌ」の項目では、コミックス全45巻に登場し、何らかの役割を果たしている「イヌ」を全て項目化した。「イヌ」だけで113項目、約5ページにわたり取り上げる。

 キャラクター索引には、各巻ごとの頻出キャラクターリストも掲載しており、メインのキャラクターの登場エピソードが一覧できる。のび太が全話に登場しており、ドラえもんは登場しないエピソードがあることが分かるという。

 「100年ドラえもん」は、マンガ「ドラえもん」の誕生から50周年を記念した企画の一環として発売。2112年9月3日、未来のネコ型ロボット・ドラえもんが誕生する「100年後、22世紀の未来まで『ドラえもん』を届けたい」がコンセプト。装丁、印刷、製本、用紙など仕様に徹底的にこだわった永久保存版で、全45巻がハードカバー、布クロス装となっている。

 本の上部には紙への湿気やホコリをガードする天金加工を施す。購入特典として、引くえもんのほか、カラー原画を収録した「厳選カラー“幻”画集『ドラ絵もん』」、「ドラえもん」0巻の豪華装丁版、超大型タイムふろしき、フィギュアなどが付く。予約は8月31日まで。

 ◇小学館・ドラえもんルームの徳山雅記編集長のコメント

 「100年ドラえもん」は造本上のあらゆる部分にこだわりつつ、藤子・F・不二雄先生が描かれた中身を変えていません。だからこそ、まんがとは別に「ドラえもん」読者の方々がまだ見たことがない、新しいものを、見せたいと思いました。そして、てんとう虫コミックス「ドラえもん」全45巻を徹底的に調べた上で、今まで作ったことがなかった「索引」を作ろうと決めました。

 索引を引いて、ぱっと、「何巻の何」と「ドラえもん」を読みに行ける。また、F先生の絵があるから、ずっとパラパラとめくっていられて、偶然の新しい出会いや、偶然の過去の自分の記憶との出会いがあるとも思います。ついに、こういう読み方ができる。僕らにとって、夢のような読み方です。きっと、「引くえもん」は、「ドラえもん」のいいガイドになってくれます。

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