ひみつ×戦士 ファントミラージュ！：キズナパワー炸裂の劇場版　ファントミたちの素顔　大切な仲間への思い

　三池崇史監督の女児向け特撮ドラマ「ひみつ×戦士 ファントミラージュ！」（テレビ東京系）の劇場版「劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ！ ～映画になってちょーだいします～」（三池監督）が、7月23日に公開された。正義の怪盗・ファントミラージュの4人の戦士を演じる菱田未渚美さん（桜衣ココミ役）、山口綺羅さん（明日海サキ役）、原田都愛さん（紫月ヨツバ役）、石井蘭さん（紅羽セイラ役）に劇場版の見どころや作品、ファントミの仲間たちへの思い、「ハートがファンファンする」瞬間を聞いた。

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　◇「ファントミ」映画化に「びっくり！」　ちょんまげ姿でハプニングも

　「ひみつ×戦士 ファントミラージュ！」は、三池監督が最新のVFXを駆使して描く女児向け特撮ドラマシリーズの「アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず！」「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ！」に続く第3弾。正義の怪盗・ファントミラージュが、敵である逆逆警察によってイケナイヤーにされてしまった人たちから、イケない心を“頂戴（ちょうだい）”して平和を取り戻す姿を描いている。テレビシリーズは2019年4月～今年6月に放送。全64話。

　劇場版は、ファントミラージュの4人が、有名監督の黒沢ピヨシ監督からの映画出演のオファーを受ける。しかし監督は、ファントミラージュの敵であるイケナイヤーに変えられてしまう。

　――劇場版が決まった時の感想は？

　菱田さん　すごくびっくりしました。ファントミが映画化されるとは思ってもいなかったし、初の映画出演が主演と思うと、とてもワクワクしました。

　山口さん　率直にすごくびっくりしました。それと同時にうれしさもこみ上げてきて、これからどんなストーリーになるのかワクワクしました。

　原田さん　最初は、本当にびっくりしすぎてウソだと思いました。自分があんなに大きなスクリーンに出られるなんて、生まれてから一度も思ったことがなかったので、びっくりとうれしさと心配が大きかったです。でも、せっかくいただいたチャンスだし、私がファントミラージュになっていなかったら経験できていないことだと思うので、後悔しないように楽しみながら、いい作品をみんなと一緒に作りあげられるように頑張ろうと思いました！

　石井さん　初めて映画化が決定したと聞いた時は、とても驚きましたが、うれしい気持ちでいっぱいでした。「ガールズ×戦士」シリーズが続いてきて、3作品目のファントミラージュで映画になり、今までの「アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず！」や「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ！」のメンバーの努力もあってこその結果だと思うので、一生懸命頑張りたいと思いました。

　――劇場版はファントミラージュの4人が有名監督・黒沢ピヨシ（中尾明慶さん）の映画に出演するというストーリー。4人がちょんまげ姿になることも話題です。撮影中の印象に残っている出来事やハプニングを教えてください。

　菱田さん　ちょんまげの格好の時に、眉毛を上げるとおでことズラの境目がすぐに分かってしまうんです。私は癖で、撮影中や休憩中にしゃべっていると眉毛が上がって、境目がどんどん出てきて……。何度も直してもらったことがちょっとしたパプニングでした！　メークさんに申し訳なかったなと思っています。

　山口さん　撮影で印象に残っていることは、ちょんまげ姿になったことです。いつもの決めぜりふをちょんまげ姿に合わせて昔の言葉に変更するなど、いろいろ工夫して撮影しました。ゲスト出演の中尾さんはドーナツの差し入れをくださり、すごく明るくて優しい方で、休憩時間もたくさんお話をしてくださいました！

　原田さん　ちょんまげ姿になった時はすごく恥ずかしかったですが、だんだんと慣れてきて後半は逆に堂々としていたので、共演者の方やスタッフの皆さんに「真顔で堂々といるのが逆に面白い！」といっていただきました（笑い）。

　石井さん　太秦映画村の撮影では、時代劇の小道具など、いろいろと興味深いものがたくさんありました。撮影中に、ポニーがお散歩をしていて、共演した大鶴佐助さんと「可愛いね」って話したのがとっても印象に残っています。

　◇映画では手ごわい敵が…　「キズナパワーで戦った」

　――劇場版の見どころは？

　菱田さん　テレビシリーズよりさらに面白いシーンがたくさんあります。ファントミラージュとして格好よく戦うシーンなど、見ている方もファントミと一緒にいるような気分になれる、今までにない作品だと思います！　イケナイヤーと戦っている時は「頑張れー！」と全力で応援して、楽曲が流れた時は一緒に歌って踊ってペンライトもたくさん振って楽しんでね！　そして、何より笑顔で見てくれることがイチバン！！！

　山口さん　ちょんまげや、アクションシーンなど、面白いかつ格好いいファントミラージュに注目してほしいです。ぜひペンライトを振って、一緒に歌って踊って楽しんでほしいです！

　原田さん　今回は、いつもより手ごわい敵が登場して、何度も大きな壁にぶつかり、時には負けそうになってしまう時もあるんですが、みんなのキズナパワーで頑張って戦ったので、ぜひ見てほしいです！　皆さんも、一緒に踊って、実際に一緒に戦っているかのように、応援してくれるともっと楽しいと思います！　そして何度見ても楽しい作品なので、2回目以降はダンスを含めて、さらに細かいところに注目してほしいです。逆に笑うのを我慢してみるとより面白いかと思います！

　石井さん　映画ではちょんまげ姿になるなど面白いシーンがたくさんあるのですが、私が演じているセイラが戦う時はヘンソウキーで“あるもの”に変装するシーンがあります。独特で面白いシーンになっているので注目してほしいです！　あとは私たちだけではなく、ゲストの方が演じている役も癖があってとっても面白いです。映画を見にきてくれたお友達には、キズナパフュームがプレゼントされます！　私たちがピンチの時は、キズナパフュームのパワーが届くように、みんなで応援してくれるとうれしいです！

　◇ファントミの仲間は「大切な宝物」　感謝の気持ちも

　――2019年4月から「ひみつ×戦士 ファントミラージュ！」に約1年間出演し、作品やファントミの仲間への思いは？

　菱田さん　この作品は私にとって、かけがえのないとても大切な宝物です。約1年間、一緒に支えてくださった監督やスタッフさんもたくさんいますし、ファントミに出演していなかったらお芝居、ダンス、歌に対する気持ちも違ったし、スキル面などもが成長できていなかったと思っています。

　撮影で毎日のように会っていたメンバーにも本当に感謝しています。メンバーには本当にたくさん迷惑をかけた部分もあったと思います。そんな私でも受け入れてくれて、優しくて、一緒にいていつでも楽しい最高の仲間です。このドラマをきっかけに出会えてよかったです。ファントミの作品に対する私の思いは「感謝」という言葉がぴったりだと思います。

　山口さん　テレビシリーズも映画も本当にたくさんの方にサポートしてもらって完成した作品です。脚本や演出も、制作スタッフの皆さんや監督がいろいろ考えてくださって、とても面白く、毎回私たちも楽しんで撮影に臨むことができました。そんな楽しさが見てくれるみんなにも伝わる、楽しい作品だと思います！

　ファントミの仲間とは1年以上ずっと一緒に撮影をしてきて、楽しいことやつらいことなどいろいろな感情があったのですが、この4人だからここまで頑張ってこられたと思うし、今の4人じゃないとこんなに面白い作品は作れなかったんじゃないかなと思います。それぞれ個性があって本当に私にとってすごく大きな、そしてたくさんの刺激をもらえる大切な存在になりました。

　原田さん　最初は「私ができるのかな？」とたくさん不安なこともありました。時には心が折れてしまい、つらい時期もありましたが、そんな時、メンバーが一緒にいてくれたので頑張ることができました！　今はファントミラージュになれて、たくさんの方と関わらせていただいて、普通ではできない経験ができてうれしいし、いろいろな楽しい思い出が詰まっています！

　石井さん　演技経験がなかったので、はじめのころはいわれるままに撮影をしていたこともありましたが、1年を通して、この作品のいいところがたくさん分かりました。本当にこのすてきな作品に出演することができうれしく思います。そしてこの先も「ガールズ×戦士」シリーズが続くといいなと思います！

　一緒に1年間撮影をしてきた3人には、感謝の気持ちでいっぱいです！　お互いに支え合って、たくさんのことを4人で乗り越えてきたので、これからも、もっともっと一緒に成長していきたいです。

　◇ファントミたちの素顔　ファンファンする瞬間、苦手な教科は？

　――ココミの気持ちが高まった時のせりふ「私のハート、ファンファンしてる！」にちなみ、「ハートがファンファンする」瞬間を教えてください。

　菱田さん　ファントミの活動をしていて、イベントなどで私たちがパフォーマンスをしている時に、子どもたちが一生懸命小さな体で私たちのまねをして頑張っている姿や、お母さんたちの優しい視線や笑顔が見られた時にハートがファンファンします！

　山口さん　ファントミのイベントでステージに立った時のみんなの声援など、ファンの皆さんが目の前にいる瞬間が一番ファンファンします！

　原田さん　今飼っているワンちゃんが可愛すぎて、家に帰ると毎回玄関まで迎えにきてくれるので、疲れている時でも、ファンファンしてしまいます！

　石井さん　私が一番ファンファンする瞬間はイベントやライブです！　ファンの方が一緒に笑顔で踊ったり歌ったり、一生懸命応援してくれている姿を見ると、もっと頑張ろうとハートがとってもファンファンします！

　――学校で好きな教科、苦手な教科は？

　菱田さん　好きな教科は家庭科です。ミシンを使って何かを作ることもすごく楽しいし、調理実習は料理を作る練習にもなるし、作った料理を食べられるからです。嫌いな教科は数学です。頭を使いすぎて時々痛くなっちゃったりするし（笑い）……計算があまり得意な方ではないからです。

　山口さん　私が好きな教科は理科と化学です。いろいろな仕組みなどが分かっていくと、すごく楽しい。苦手な教科は数学です。計算が苦手ということもあり、いろんな数字が出てきて、計算が難しいからです。

　原田さん　好きな教科は、体育です！　もともとスポーツは、すごく好きで、純粋に何も考えず楽しめるので好きです！　苦手な教科は美術です。本当に絵心がなくて、自分の絵を見てイケナイヤーになっちゃうからです（笑い）。

　石井さん　私は運動することがとっても好きなので体育が一番好きです。苦手な教科は理科です。理科は暗記するものが細かいので、一番苦手です。