ライオンの隠れ家
第7話 ライオンを守るための旅行
11月22日(金)放送分
アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)などで知られる岡田麿里さんが原作を手がけたマンガが原作の連続ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」で、女優の山田杏奈さん、玉城ティナさんがダブル主演を務めることが7月30日、分かった。同作は文芸部に所属する女子高生5人が、性に翻弄(ほんろう)される姿が描かれる。山田さんが文芸部の1年生で主人公の小野寺和紗、玉城さんが学内で噂の美少女・菅原新菜を演じる。原作者の岡田さんがドラマの脚本も手がける。MBS・TBS深夜の「ドラマイズム」枠で9月8日スタート。
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文芸部のキャストとして、横田真悠さんが文芸部部長の曾根崎り香、畑芽育さんが和紗の大親友の須藤百々子、田中珠里さんが2年生の本郷ひと葉を演じることも発表された。歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんのミュージックビデオなどを手がける酒井麻衣さんが監督を務め、学生時代に制作した「溶ける」が第70回カンヌ国際映画祭に正式出品された井樫彩さんがセカンド監督を務める。
山田さんは「和紗は、戸惑いながらも真っすぐ進んでいくさまがとても魅力的な子だと思いました。十代の一瞬のゆらぎを、勢いを大切に、かつ柔軟に表現していきたいです。今までにないようなドラマになるのではないかと思います。個性豊かで愛らしい文芸部員たちの『荒ぶる』さまをぜひ楽しみにしていてください!」とコメントを寄せた。
玉城さんは「脚本を読んだ時に一番新菜に共感しました。彼女の突拍子のなさ、可愛らしさ、冷静さ、奥底に抱える矛盾を、一つ一つ取り出していきながら、しかし異質な存在ではなくあくまでも一女子高生として描ければと思っています。文芸部、私も学生だったら入りたかったな」と語っている。
原作の岡田さんは「80年代に放映されていたような、ちょっとエッチでお馬鹿な青春テレビドラマ……を、マンガで見てみたい!というのが、荒乙の出発点でした。それが実際のテレビドラマになるなんて、不思議な気持ちです。熱意ある監督やスタッフの皆さんに恵まれ、そしてキャストの皆さんが役柄にぴったりすぎて……思わず変な声が出てしまいました! 皆さまにもぜひ、テレビの前で変な声を出していただきたいです」とメッセージを送った。
「荒ぶる季節の乙女どもよ。」は、「別冊少年マガジン」(講談社)で2016年12月~2019年9月に連載されたマンガ。「それでも僕は君が好き」などの絵本奈央さんが作画を担当。高校の文芸部に所属する小野寺和紗ら女子5人が、性に振り回され、悩む姿が描かれた。テレビアニメ化もされ、2019年7~9月に放送された。
ドラマは9月8日からMBSで毎週火曜深夜0時59分、TBSで毎週火曜深夜1時28分に放送。
曾根崎り香を演じさせていただくことになりました、横田真悠です。オーディションに受かったと報告を受けたときは、とてもうれしく、ワクワクしたことを覚えています。原作のマンガやアニメを見て、曾根崎はいろんな面を持っている女の子だと感じました。一瞬で何十個もの言葉やフレーズが頭の中で動いているような、強がりで、正義感や真面目さも持ちつつ、高校生ならではの新鮮な姿を大切に演じたいと思っています。荒ぶる私たちの純粋な気持ちを、青春を、一緒に感じていただけたらうれしいです。
須藤百々子役を演じます畑芽育です。いとおしいこの文芸部の一員として今回実写ドラマに出演させていただけること、とてもうれしく光栄に思います。思春期ならではのもどかしくて甘酸っぱい大切な瞬間を、もーちんの切ないながらも美しい感情を全力で表現していきます。「荒ぶる季節の乙女どもよ。」、9月の放送を楽しみに待っていてください。
出会いや言葉で少しずつ少女から大人へと変わっていく姿や、それぞれの個性の豊かさに、きっと登場人物の中の誰かに共感して応援したくなるような作品です。この作品に対するスタッフさんの計り知れない思いを感じています。その思いに応えられるよう、まだまだ未熟な自分に対する悔しさと弱さを乗り越えて本郷ひと葉を全身全霊で演じます。たくさんぶつかって忘れられない存在になるように荒ぶっていきたいと思います。
私は、思春期にグリム童話を読んで、性に目覚めました。その頃の私は、性に向き合うことに後ろめたさがあり、友達に「赤ちゃんてどうやってできるか知ってる?(ニヤニヤ)」と聞かれて「コウノトリさんが運んでくるの」と義務的に言わなければいけない気がしていたのです。あの荒ぶっていた季節の記憶が、マンガを読んだ時に一気に弾けました。タイムカプセルを開けたかのように、性に振り回されていた酸っぱさがよみがえってきました。
誰もが通ってきた(今通ってる方もいるであろう)性を知る瞬間の戸惑いと、大人の階段を登っていくドキドキを、愛をもって届けたいと思います。岡田先生、絵本先生の素晴らしい原作をスタッフ一同、一丸となって描ききります。そして、荒ぶります。
マンガ版を読んでいました。性と自意識の衝突というテーマを、僕はいつも男の子の側から描きますが、岡田さん&絵本さんが女の子の側から描くとなるほどこうなるのか!と思いました。セックスや性欲や愛、といった言葉に収まりきらない、名前をつけたくないような剥き出しの情動を、物語の中で再現し肯定する試みのように感じました。それを生身の役者さんたちが演じる時、よりムズムズとゾクゾクと、そしてキラキラと伝わってくるものがある予感がします。
この作品のアニメのファンなのですが、原作者である岡田麿里さんは物語への感情の乗っけ方が抜群で、10代の女の子とはこんな行動原理で動いてるんだと、30代の男はキュンとしました。きれいなセリフも多いので、実写版がどう表現されるのか楽しみにしています。
「荒ぶる季節の乙女どもよ。」ドラマ化おめでとうございます! 僕はアニメ化された際に存在を知り、全て拝見しました。学生時代のヲタク寄り(?)の女子生徒の濃い会話がブッ飛んでいて、同じような思想を持つ身として、かなり爆笑させていただきました。ハードな内容が多いながらも、青春チックで心がアツくなるような回もあるので、ドラマ化された「荒ぶる季節の乙女どもよ。」でどのように表現されるのか、とても楽しみにしています!
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