桜井日奈子:「お芝居してない自分は考えられない」 「ふろがーる!」と自粛期間が教えてくれたもの

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連続ドラマ「ドラマパラビ ふろがーる!」で主演を務める桜井日奈子さん(左) (C)片山ユキヲ・小学館/「ふろがーる!」製作委員会

 テレビ東京の連続ドラマ「ドラマパラビ『ふろがーる!』」(水曜深夜0時58分)で主演を務める女優の桜井日奈子さん。自宅のお風呂を愛してやまず、さまざまな入浴方法に挑戦し、「最高のお風呂とは何か?」を追い求める、主人公の会社員・生実野早夜子(おゆみの・さよこ)を演じている。劇中では低く抑えめの声で、まるで武士のような言葉を操り、興奮すると変な動きや表情を見せるなど、コミカルな演技を随所に披露。「ドラマは原作よりもコメディー要素が強くなっていて、早夜子のお風呂に対する大きすぎる愛が、時に可愛らしく、時にぶっ飛んでいて、そこが一つの見どころ」と語る桜井さんに話を聞いた。

 ◇本当に必要なものだけで人間は豊かになれる

 ドラマは、片山ユキヲさんの同名マンガが原作で、主人公の早夜子がお風呂中心のライフスタイルを貫く物語。テーマは「おうち時間に実践できる、お風呂を楽しむための“入浴アイデア”」で、自家製の入浴剤に始まり、さまざまな工夫をこらした意外な入浴法、お風呂上がりに食すおつまみレシピ、お風呂掃除のテクニックなど、“お風呂の役立ち情報”が次々と描かれていく。早夜子の大学時代の後輩・檜山愛乃(ひやま・あいの)役で小西桜子さんも出演している。

 自身も朝と夜、必ず2回はお風呂に入るという、お風呂好きの桜井さんは、「原作と台本を読んでみて、実際に早夜子のまねをしてみたり、お風呂の教科書のような、お風呂好きにはたまらない作品です」と作品への印象を明かす。

 演じる早夜子については、「自分の好きなもの、自分に必要なもの、自分を豊かにするものを自分で分かっていて、そこにちゃんと時間を使える人。クリアでさっぱりとしていて、自分に必要がないと思っている事柄は、背負い込まないような潔さもある。その生き方がかっこいいですし、私もそうでありたいと思えて。あとは日々の生活を丁寧に生きている感じがして、私も見習わないといけないなと思いました」と話す。

 さらには「今はSNSとか発達していて、いろいろな人と簡単につながれる時代にあって、本当に必要な人間関係ってどこまでなのか、そのラインがあやふやになりがちにも感じていて。そんなに多くの知り合いが必要なのか、疑問に思うときもありますし、本当に必要なものだけで人間は豊かになれるんだって教えてくれる、早夜子に憧れを抱いたりもします」と語ってみせた。

 ◇自粛明け最初の撮影で改めて気付かされたこと

 今回の「ふろがーる!」は、桜井さんにとって自粛期間が明けてから、最初に撮影した作品となった。「毎日現場で人と会い、話をし、一緒に作品を作るということ、求められる場所に行って働くということが、自分をどれだけ豊かにするのか、改めて気付かされた現場でもあります」と振り返る桜井さん。

 「今までは、せわしなく日々を送っていたというか、目の前の仕事をこなすのに精いっぱいで、改めて考えるってことはなかったので。それが自粛でできなくなったとき、自分には何が残るのかって考えたら、何もないかもって思ったりもして……。この仕事(=女優業)をやっていないとダメなんだってことにも気付かされました」と語っている。

 女優業を始めて約4年が経過し、役を演じているときは「自分とは全然違う一人の人間として生きているっていう感覚がある」と明かす桜井さんは、「役を通して、考え方や生き方が全部、自分に還元してきて、演じれば演じるほど、自分の中に積み重なっていくものがある」と感じているという。

 「それまで自分にとって苦だったものが楽になったりとか、発想の転換ができるようになったりとか、それこそ演じることで自分が豊かになったり。お芝居をしていなかったら、自分は何になっていたんだろうって考えることが以前はあったのですが、今はもうお芝居してない自分は考えられない。他にやりたいこともないですし、この先もお芝居を続けていきたいです」と女優としての決意を改めて口にしていた。

 ドラマはテレビ大阪、テレビ愛知でも放送。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で毎話独占先行配信中。

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