新川優愛:「ギルティ」“秋山”町田啓太は「照れ屋さん」 ラブシーン撮影秘話明かす 最終回の見どころは…

ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」で主演を務める女優の新川優愛さん
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ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」で主演を務める女優の新川優愛さん

 女優の新川優愛さんの主演ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)が、8月6日の放送で最終回を迎える。小池徹平さん演じる夫や、中村ゆりかさん演じる友人などの裏切りに遭いながらも、必死に立ち上がるヒロイン・爽を演じてきた新川さん。町田啓太さん演じる初恋の人・秋山とのやりとりには「キュンキュンする」といった声が上がるなど話題を集めた。最終回について、「『えっ!?』みたいなことが結構あるので、目を離さないで見てほしい」と予告する新川さんに、爽を演じて感じたことや、町田さんとの撮影の裏話を聞いた。

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 ◇2カ月の撮影休止を経て… 「終わってしまうさみしさある」

 ドラマは、丘上あいさんのマンガ「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」(講談社)が原作。優しい夫・一真(小池さん)と理想的な結婚生活を送る爽(新川さん)はある時、高校時代に付き合っていた初恋の相手・秋山慶一(町田さん)と再会。やがて周囲の人たちの裏切りが次々と明らかになり、傷ついた爽の中で、かつて支えになってくれた秋山への思いが再燃する……という内容。

 撮影も終盤となったころに、取材に応じてくれた新川さん。新型コロナウイルスの感染拡大に伴った約2カ月の撮影休止期間も経験したこともあり、「いよいよ最終回を見ていただけるんだなという思いもある」としみじみ語りながらも、「現場がすごく仲が良くて、(スタッフ含め)女子が多く、“女子会”のようにやっているので、それが終わってしまうというさみしさもあります」と思いを明かす。

 新川さん演じる爽は、筋の通らないことが嫌いな、真っすぐな性格。夫・一真(小池さん)、年下の友人・瑠衣(中村さん)、爽の働く編集部でバイトしている大学生・寺嶋(神尾楓珠さん)などの裏切りに遭うが、自分を必死に奮い立たせて、何度でも立ち上がり、対抗していく。高校時代の初恋の相手・秋山(町田さん)との思い出が、心の支えで……という役どころ。

 ドラマを手がける中間利彦プロデューサーは、新川さんの起用理由について、「主人公がつらくて、かわいそうなだけだと、ちょっと見てられないな……となってしまう可能性がある。新川さんは、意志の強さを感じるお芝居をしていただける方だと思っていたし、みんなに好かれていて、応援してもらえるような『陽の力』を感じるキャラクターの方だと思うので、ぜひやってもらいたいと思った」と説明。SNSでは、「新川優愛ちゃんの演技が良い」「新川優愛の怒った演技すごく好き」「爽、瑠衣に負けるな」などの声もあがっており、狙い通りとなったのではないだろうか。

 ◇爽を演じることで出会った考え方とは

 そんな爽について、「なかなか自分とすごくかけ離れた(役)というよりは、わりとちょこちょこ垣間見える心情とかはわかる」と話した新川さん。「前半はとくに敵が多かったので、一番の味方になってあげたいなっていうのをずーっと思っていたので、そこに寄り添いながら作った爽だったかな」と振り返る。

 爽と同じように、「正しいことは正しいし、(正しいことが)いいんだって思って生きてきた」という新川さんは、ルールを守っていないなど間違っていることをしている人に対して「すごい注意しちゃう(笑い)」のだという。そのため、「台本を読んでいて、『(爽みたいに)すごく正しく生きている人がどうしてこんな目に?』って思ってしまう部分もあった」と振り返りつつも、爽を演じることで新しい考え方に出会ったと語る。

 「爽のセリフで『正しさを押しつけていた』とあるように、『すべてが正しい』ということによって誰かを追い詰めたりすることもある。『正しいことが100%正しい』っていうだけじゃないんだな人生は、というふうに思いました。私自身、感じたことがない気持ちで、爽という役がなかったら感じられなかった部分なのかなと思いました」

 ◇町田啓太とのラブシーン撮影秘話 「ちょっと汗をかいちゃってて…」

 登場人物が全員裏切り者という「ドロドロ」の中、爽と秋山の場面は「キュンキュン」する“ドロキュン”なストーリーとしても話題となった今作。たとえば、第4話では、秋山がコートのポケットに手を入れながら、爽を優しく抱きしめる場面が登場し、「コートハグ」などと注目された。

 そんな町田さんとのシーンについて、新川さんは「スタッフ陣に女性が多いので、カットがかかると、キャーってなるんです(笑い)。(町田さんは)『もうほんとやめてよ』って感じで照れている。すごくいい意味で、まったく飾りっ気のない方だなというふうに思いますし、照れ屋さんなのかなーと思っていて(笑い)」と明かす。

 第8話では、7年前の秋山がイタリアに発つ直前に、秋山と爽がホテルに入る様子も描かれた。秋山が爽の背中のワンピースのファスナーをおろす場面も登場したが、このときの町田さんの様子について、新川さんは「(町田さんが)ファスナーをすごく早くおろしちゃって、『雰囲気違くない? もう一回やろう』となったんです。すると今度は、すごく遅くて(笑い)。(町田さんは)『あっ、すみません、すみません!』ってちょっと汗をかいちゃってて、先輩ですけど、少年のような方なんだなと思って。そういうところとかも可愛らしいというか、見ていてほほえましいですね」と撮影秘話を語る。

 さらに、ラブシーンの“手の動き”についてこだわりがあるという監督からは、熱血指導が入っていたといい、「私の顔を包んでキスをするというのを、町田さんが『こうかな~?』とかやっていると、(監督は)『違う! ここ!』ってやったりとかすごくて(笑い)」と振り返る。また、「手を握るのとかも、(監督から)『違う! もっとこうだよ!』って言われて、(町田さんが)『あ、はい!』ってやられているのを見ると、なかなか見ない光景だなこういうのってって思って(笑い)」と現場の様子を明かす。

 ドラマは、8月6日の第10話でいよいよ最終回を迎える。爽と秋山の恋の行方はどうなるのか……。新川さんは、「見どころは全部です! 10話はとくに目を離すと『えっ!?』っていうことも起こります。台本読んでいるときも、ページめくったら、『え? えっ? え!?』みたいな感じだったので、目を離さないで見てほしいなと思います」とアピールする。

 最後に視聴者に向けて、「(放送)時間も時間なので、歯磨きとかしといてほしいんです(笑い)。(席を外して)口をゆすいでいる間に、結構『えっ!?』みたいなことあるので」とちゃめっ気たっぷりに呼びかけていた。

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