ドクターY:「ドクターX」スピンオフ第5弾、今秋放送 “城之内”内田有紀が初登場

「ドクターY 外科医・加地秀樹」第5弾に出演する勝村政信さん(左)と内田有紀さん=テレビ朝日提供
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「ドクターY 外科医・加地秀樹」第5弾に出演する勝村政信さん(左)と内田有紀さん=テレビ朝日提供

 女優の米倉涼子さん主演の連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)のスピンオフで、勝村政信さんが主演を務める「ドクターY 外科医・加地秀樹」の第5弾(同)が今秋放送されることが8月11日、分かった。女優の内田有紀さん演じる城之内博美がスピンオフに初登場する。2時間スペシャルで放送される。

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 「ドクターY」は、「腹腔(ふくくう)鏡」のスキルと要領のよさだけを武器に突き進む外科医・加地秀樹(勝村さん)が、うっかり金に目がくらみながらも、外科医の本分である手術や治療を成し遂げる姿を描く人気スピンオフシリーズ。

 第5弾では、博美がNBA入りが確実視されるバスケットボール界の若きスーパースター・大根類の手術をサポートするため成鏡大学病院に呼ばれ、そこで、客員准教授の加地と再会。大根の手術を執刀させてもらえず腐る加地を尻目に、博美は、次期教授の有力候補である主任准教授の那須浩一と共に大根の手術に取り組む。しかし、手術中に緊急事態が発生。その原因が博美のミスによるものだと主張されてしまう……。さらに、英国留学から一時帰国した博美の娘・舞(藤井杏奈さん)も登場。博美が思春期を迎えた舞との関係に悩む姿も描かれる。

 ◇勝村政信さんのコメント

 「ドクターY」もなんと今回で5回目ということで、感無量です! 前にも一度、「ドクターX」の放送がない年に「ドクターY」だけ放送したことがあったのですが、今年もまたそのパターンでしたので、少々不安定な心のまま撮影に突入しました(笑い)。

 でも今回は(内田)有紀ちゃんが出てくださるので、本当に安心なんです。僕ら東帝大病院の医局メンバーはもうチームみたいなもので、いなくてもその存在は感じるくらいですから、実際にいてくれるというのはとても心強い。お互いに何をしようとしているのかも、理解できるようになっていますしね。

 今回は有紀ちゃん演じる城之内先生の家庭もクローズアップされ、母娘関係も描かれています。娘の舞ちゃんを演じる藤井杏奈ちゃんが第1シリーズのときは幼稚園生だったのが、今はもう中学生になろうかというくらいに大きくなっていて、その成長の具合が見られるのも感慨深いですし、思春期ならではの母娘の苦悩が描かれるのもまた、楽しめる部分の一つではないかと思います。

 加地先生ってお金が好きだったり、権力に弱かったりという部分はありながらも、医師としての腕は確かで、医学界でも多少は名が知れているんですよね。“医療”の面に関してはいつも本当にしっかり描いてくださっているので、外科医・加地秀樹としてかっこいい部分もありつつ、あとにはちゃんと踏み外す何かがある……。今回もその“振り幅”は健在で、そこが「ドクターY」としての面白さになっていると思います。

 配信だけでやっていた頃はコント色も強く、自由にやっていましたが、2時間の作品になると物語もしっかりとしていないといけないということもあり、シリーズを重ねるごとに加地先生の魅力は増しているのではないですかね!

 ◇内田有紀さんのコメント

 「ドクターY」は放送されるたび、いつも見ていたので「いつか城之内先生は呼んでもらえるのかな」と思っていたのですが、今回ようやく呼んでいただけました(笑い)。光栄です!

 今回のお話は麻酔医としての城之内先生と、母親としての城之内博美、その両方が描かれています。「ドクターX」の中では比較的プライベートが描かれる方のキャラクターではあるので、今回のストーリーはその延長線上にあるのかな、という気持ちで演じています。娘が思春期を迎えて、博美と感情の行き違いなどがあるのですが、私自身も母親役を演じる中で“子供とぶつかる”という経験が初めてだったので、そのシチュエーションはとても新鮮でした。舞(藤井杏奈さん)とは4年ぶりでしょうか……。博美が倒れて、未知子(米倉涼子さん)が手術をする、という第4シリーズの最終話以来だったので、本当に久しぶりに会ったのですが、すっかりお姉さんになっていました。晶さん(岸部一徳さん)と一緒に“ワニザメさん”をやっていたときは幼稚園生だったんだよね、ってさっきも杏奈ちゃんと話していたんです。懐かしいですし、長いシリーズならではですよね。

 「ドクターY」では、加地先生が「ドクターX」の時よりも“自由”に動いています(笑い)。その伸び伸びした感じと、でも実は加地先生が素晴らしい医師だということも再認識できるのが今回のお話だと思います。手術のアプローチもすごく面白いですし、そこに博美と舞の物語も加わってスパイスになっているので、ご家族皆さんで楽しんでいただける作品になっているのではないでしょうか。

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