石田ゆり子:テロが東京で起こったら…「恐怖を感じた」 映画「サイレント・トーキョー」現場リポート

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石田ゆり子さん(中央)らが出演した映画「サイレント・トーキョー」のメーキングカット (C)2020 Silent Tokyo Film Partners

 女優の石田ゆり子さんが出演する映画「サイレント・トーキョー」(波多野貴文監督、12月4日公開)の撮影が、2019年11月に東京都内で行われた。今作で石田さんが演じる山口アイコは、買い物の途中で爆破事件に巻き込まれる主婦という役どころ。石田さんは、「私は恐怖を感じましたね。もし、この物語と同じようなことが東京であったら、本当に怖いですけれど、でも人ごとではないなというか、考えさせられました」としみじみ語っている。

 ◇一見、どこにでもいる普通の主婦だが…

 映画「サイレント・トーキョー」は、ジョン・レノンの名曲「Happy X-mas(War Is Over)」にインスパイアされた、秦建日子さんの小説「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」(河出文庫)が原作。クリスマスイブの東京で爆破テロ事件が発生し、事件に巻き込まれていく登場人物たちの思惑を複数の視点で描く。

 この日、撮影されたのは、事件の始まりを知らせる「第一事件現場・恵比寿」のシーン。同シーンは2日間にわたり撮影が行われ、連続爆破テロ事件の容疑者・朝比奈仁を演じる主演の佐藤浩市さんも参加。高さ最大12メートルにもなるクレーンカメラが導入され、エキストラは2日間で延べ400人が参加するなど大規模な撮影となった。

 同シーンで石田さん演じるアイコは、井之脇海さん演じる犯人に仕立てられるテレビ局契約社員の来栖公太と、金井勇太さん演じる来栖の先輩のテレビ局社員、高沢雅也と共に爆破事件に巻き込まれる。石田さんはアイコについて、「一見、どこにでもいる普通の主婦だと思えるのですが、心の中にある思いが潜んでいて、この作品を通して私は恐怖を感じましたね」と表現している。

 ◇皆が想像する石田ゆり子をこの映画で壊したい

 同作の阿比留一彦プロデューサーは、今作の石田さんについて、「想像していない石田ゆり子さんが見られると思う。皆さんが想像する石田ゆり子さんをこの映画で壊したいと思っています」と力強く語る。

 なお、今作には西島秀俊さんも出演しているが、「石田さんと西島さんが夫婦やカップルではない役を演じるのは最近ではめずらしい」といい、夫婦やカップル役を期待しているファンの声に「その期待を全く裏切るような感じになります」と“新たな関係”をほのめかした。

 ◇石田ゆり子さんのコメント

 ――波多野組に参加されていかがでしたか。

 初めてご一緒させていただいたのですが、本当にすごく気持ちのいい監督だなと思いました。役者の気持ちをすごく大事にしてくれて、生理的にこうはできないということを、絶対にさせないというか。これが波多野組か、と。とても気持ちのいい幸せな現場でした。

 ――演じられた山口アイコという人物は、そのシーンそのシーンでさまざまな顔が出てくる役だと思いますが、どのように解釈して、どのように演じられましたか。

 一見、どこにでもいる普通の主婦だと思えるのですが、心の中にある思いが潜んでいて、この作品を通して私は恐怖を感じましたね。もし、この物語と同じようなことが東京であったら、本当に怖いですけれど、でも人ごとではないなというか、考えさせられました。

 ――共演者の皆さんについてはいかがですか。

 皆さん、とてもすてきな方々で。台本上、それぞれのパートがあるような形だったので、撮影をじっくりご一緒する機会が少なかったんです。出来上がった映画を見たときに、こういうふうに物語にみんなが関わっているというのを映像で見るのを楽しみにしています。

 ――今回、井之脇さんとの共演はいかがでしたか。

 とっても気持ちのいい、素晴らしい方で、とてもピュアなものが一緒にいるだけで伝わってきてうれしかったです。

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