妻夫木聡:「オレンジデイズ」以来16年ぶりTBS・日曜劇場主演 東野圭吾「危険なビーナス」実写化

10月スタートの連続ドラマ「危険なビーナス」で主演を務める妻夫木聡さん(C)TBS
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10月スタートの連続ドラマ「危険なビーナス」で主演を務める妻夫木聡さん(C)TBS

 俳優の妻夫木聡さんが、10月からTBS系の「日曜劇場」(日曜午後9時)で放送される連続ドラマ「危険なビーナス」に主演をすることが8月20日、分かった。妻夫木さんが、同局の連続ドラマで主演を務めるのは、2004年4月期に同枠で放送された「オレンジデイズ」以来、16年ぶりとなる。

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 ドラマは、東野圭吾さんの同名小説(講談社)が原作。主人公で、独身の獣医・手島伯朗(てしま・はくろう、妻夫木さん)の前に、突然「弟の妻」と名乗る謎の美女が現れ、「弟が失踪した」と聞かされる。その美女と共に弟の行方を追うことになった伯朗は、30億円の遺産が絡んだ名家「矢神家」の争いに巻き込まれる……というミステリー。脚本は、連続ドラマ「グランメゾン東京」、映画「キングダム」などの黒岩勉さんが担当する。

 ◇妻夫木聡さんのコメント

 TBSのドラマに出演させていただくのが16年ぶりということに、僕自身も驚いています(笑い)。出演させていただくからには、16年前の自分に負けないように、今年40歳となる自分自身ができることをこのドラマで体現していきたいと思います。

 東野圭吾さんの小説は昔からずっと読ませていただいていたので、今回主人公を演じさせていただけることになり、とても光栄です。突然現れた「謎の美女」を「信じていいのか?」と悩みながらも、その魅力に翻弄(ほんろう)されていく主人公・伯朗の葛藤をドラマの中で表現していければと思っています。本作は東野さんの原作が持つ魅力はそのままに、毎週続きが気になる連続ドラマとして、とても面白く描かれていきます。僕が子供の頃、ドラマを見るために急いで家に帰っていたワクワク感をこの作品で皆さんにも味わっていただけたらうれしいです。

 日本中が大変な時ですが、「このドラマがあるから、家にいるのも悪くない!」と思っていただけるような、少しでも皆さまの助けになる作品をお届けできればと思っています。ぜひ、お楽しみに。

 ◇原作の東野圭吾さんのコメント

 自分でいうのも変ですが、「危険なビーナス」には面白いピースがたくさん詰まっています。それらを玩具にして、もっといろいろと遊びたかったのですが、小説ではミステリー要素を重視したため泣く泣く我慢をしました。その分ドラマの制作陣、役者さんたちには、思い切り好きなように遊んでもらいたいです。期待しています。

 ◇橋本芙美プロデューサーのコメント

 原作・東野圭吾×脚本・黒岩勉×主演・妻夫木聡というものすごいタッグが誕生します! 東野先生の原作を読んだ時に、人物描写に引き込まれ、次々と明らかになる事実に驚かされ、気付いたらどんどんページをめくっていました。そしてラストは度肝を抜かれました。この小説が、黒岩さんの筆によってドラマの脚本になった時、面白すぎてとってもワクワクしました。

 主人公・伯朗は、その育った環境から、母や弟、親戚たちに対して複雑な思いを抱えています。どちらかというと恋愛にも奥手です。過去とは距離を置き、獣医として充実した日々を過ごしていましたが、突然謎の美女=「弟の妻」が現れたことで生活が一変し、遺産相続争いと壮大な謎解きに巻き込まれていきます。

 時には過去のつらい思い出と対峙(たいじ)したり、好きになってはいけない「弟の妻」にひかれる自分にジレンマを感じたり……。一見頼りなさそうな伯朗ですが、誰よりも真っすぐな心が、どんな状況も変えていく力を持っています。

 非常に難しい役どころであり、新しいヒーローでもある伯朗を、妻夫木さんがどう演じられるのか? 私自身、今から楽しみで仕方がありません! 監督陣も、とっても気合が入ってます! 日本中、世界中が未曽有の状況にある今だからこそ、みんなで楽しめる極上のエンターテインメントドラマを、スタッフ&キャストが文字通り全力で、日曜の夜にお届けします! ぜひ、ご期待ください!

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