稲垣吾郎さんが主演を務める舞台「No.9 -不滅の旋律-」が、今年12月に3度目の上演が行われることが8月26日、分かった。同舞台はドイツの音楽家、ベートーベンを描いた作品で、2015年と2018年に上演された。ベートーベン生誕250周年となる今年11月、ウィーン・フォルクス劇場で、初の海外上演を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止を考慮し、ウィーン公演は中止となっていた。
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ベートーベンを稲垣さんが演じ、ヒロインのマリアを2018年公演に続いて剛力彩芽さんが演じる。片桐仁さん、村川絵梨さん、岡田義徳さん、深水元基さん、橋本淳さん、奥貫薫さん、羽場裕一さん、長谷川初範さんも続投。演出は白井晃さん、脚本は「劇団☆新感線」の座付き作家である中島かずきさん、音楽監督は三宅純さんが務める。
稲垣さんは「この厳しい状況下だからこそ僕は『No.9』を、1人でも多くの方に届けたいと思うのです。劇中終盤の交響曲第九番、その中で力強く歌い上げられる『歓喜の歌』は作品の白眉であり、世界の平和と幸福を願い、自身の孤独をも昇華しようという作曲家の大いなる祈りが込められています。まさに現状に苦しむ人々に、届けるべき調べと言葉がそこにあるのです」とコメントしている。
2020年12月13日~2021年1月7日にTBS赤坂ACTシアター(東京都港区)で開催。料金はS席が1万3000円、A席が1万円。