白石聖:初のホラー出演に「引き出し見つけたい」 「絶対正義」と同枠で連ドラ初主演「素直にうれしい」

連続ドラマ「恐怖新聞」で主演を務める白石聖さん
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連続ドラマ「恐怖新聞」で主演を務める白石聖さん

 昨年放送された連続ドラマ「絶対正義」(東海テレビ・フジテレビ系)でゆがんだ正義を振りかざす主人公の娘役で“怪演”と注目を集めた女優の白石聖さんが、「絶対正義」と同じ、土曜夜の「オトナの土ドラ」枠で連ドラ初主演を果たした。白石さんが主演を務める「恐怖新聞」は、伝説のオカルトマンガを原作に、「女優霊」「リング」の中田秀夫監督が演出を手がけるホラー作品だ。「本当に怖くて、これを映像化したらどうなるんだろうという楽しみと、想像がつかないものがありました」と作品の印象を語る白石さんに意気込みを聞いた。

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 ◇中田秀夫監督とタッグに「ありがたい」

 「恐怖新聞」は、つのだじろうさんの名作オカルトマンガが原作。未来に起こる災厄を予言し、読むたびに寿命が100日縮むという恐怖新聞が届くようになった女子大生の、死と隣り合わせの悪夢を描く。白石さんが演じる小野田詩弦は、20歳になったのをきっかけに大学近くのワンルームマンションで独り暮らしを始めた大学2年生。恐怖新聞の災厄に対し半信半疑だったが、あることをきっかけに、不条理な災厄に立ち向かおうと自ら行動し、その根源の究明に近づいていく。

 昨年放送された「絶対正義」で、山口紗弥加さん演じる正義を振りかざす主人公・高規範子の高校時代と、範子の娘で、ゆがんだ正義と復讐(ふくしゅう)心で範子の旧友を恐怖に陥れる律子役を務めた白石さん。激しい口調で問い詰めるさまは、「怪演」と評され「狂気すぎる」「恐怖しかない」とSNSでも話題になった。そんな白石さんの新たな魅力を知らしめた「絶対正義」と同枠で連ドラ初主演となったことに「お世話になった枠でもあるので、お話をいただいて率直にうれしかったです」と喜ぶ。

 「絶対正義」では他の登場人物に強い衝撃と影響を及ぼすキーパーソンを演じた白石さんだが、今回は主人公として巻き込まれる側に回る。「受け止めることをしっかりやっていきたいです。ホラー作品なので、表情や息づかいなど、引き出しを見つけて表現していきたいです」と意気込む。“ホラー作品の大家”でもある中田監督とのタッグについても「中田監督とお仕事をしたい方はたくさんいると思うんですが、ご縁があって一緒にお仕事をできるのはすごくうれしいことだと感じています。初めてのホラー作品を中田監督に撮っていただけるのは、すごくありがたいことだと思っています」と感謝の言葉を忘れない。

 ◇死ぬほど大事なものは「家族」

 詩弦に共感できる点について「私は頭でっかちになってしまうことや、変に抱え込んじゃうこともあって、そういう点では通ずるものがあると思います」と話す白石さん。「詩弦は、恐怖新聞が届いたことを周りの人にあまり言えないんですよね。私もきっと、そんな新聞が届いたら人に言えないですし」とにっこり。

 また「自分がどうして生まれてきたのかとか、人の役に立ちたいとか、そういったことを模索して生きている女の子」と自分なりに詩弦を分析。「物語が進むにつれて、どんどん疲弊してくるとは思いますが、その中で自分の意志を固める生き方や、成長が見どころです」と語っていた。

 「恐怖新聞」は、「オトナの土ドラ」シリーズ第29弾として8月29日午後11時40時にスタート。黒木瞳さん、「EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE」の佐藤大樹さん、駿河太郎さん、横田栄司さん、片山友希さん、坂口涼太郎さん、猪野学さんも出演する。

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