小芝風花:主演ドラマ「書類を男にしただけで」で男装スーツ姿披露 肩パット、インヒールで「工夫」も

特別ドラマ「書類を男にしただけで」のビジュアル(C)TBS
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特別ドラマ「書類を男にしただけで」のビジュアル(C)TBS

 女優の小芝風花さんが、TBSで放送される特別ドラマ「書類を男にしただけで」に主演することが9月22日、分かった。小芝さんが同局のドラマで主演を務めるのは初めて。手違いから男性として入社してしまった小芝さん演じる主人公が、女性であることがばれないように奮闘する姿を描く“社会派ラブコメディー”。小芝さんのスーツ姿も公開された。

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 セクハラ上司を背負い投げしたことが原因で前職をクビになり、転職活動中の箕輪祐希(小芝さん)は気の強い性格が災いしてか、転職活動は連戦連敗。そんな中、広告業界最大手の一つ「インサイトエージェンシー」の最終選考に残り、健康診断を受けることに。そこで自分の性別が男として登録されていることが発覚。健康診断を担当する医師に「ここで女だって言ったら落とされるよ」と追い詰められ、祐希は「男で天下取ってやる!」と決意する。男として入社した祐希だったが、同僚男性に恋をしてしまう……という展開。

 ドラマは10月11日午後2時から放送(一部地域をのぞく)。

 ◇小芝風花さんのコメント

 今回のお話をいただいた時に、男性として会社で働くという役柄を聞いて驚きと不安があったのですが、台本がすごく面白くて、女性だったら共感してくださる方も多いのではないかなと思いました。ちゃんと男性に見えるようにメークさんや衣装さんはじめたくさんの方のお力を借りて、肩パッドを入れてみたり、インヒールを入れたり工夫してみたので、男性に見えていたらうれしいです(笑い)。

 私が演じる祐希は、もともと芯が強いので、女性として生きているときも男性の時もその部分は変わらないと思うので、そこはしっかり意識していきたいです。女性には共感していただける部分が多くあると思いますし、男性も見ていただくと「あ、女性ってこんなところを気にしてるんだ」など発見がある作品になっていると思います。男女問わず、それぞれの悩みやお互いうらやましいところがあると思いますし、みんながそれぞれの個性や好きなことを受け入れ合っていけますようにという思いが詰まった作品なので、男女関係なく楽しんで見ていただけたらと思います!

 ◇中西真央プロデューサーのコメント

 「エントリーシートを男で出していたら私の人生もちょっと違ったかな」。おととし明らかになった医学部入試での女子や浪人生に対する不正な減点のニュースを見ていて、私自身がふとそんなことを考えたのがこの企画のきっかけでした。

 私は幼いころから女性の友人と同じくらい男性の友人も多く、一緒にバカみたいな話をするのが好きなタイプでした。でも、どうにもならない違いがあるのは事実で、たとえふざけて男扱いされようとも、女の私が男のようには生きられない。そのことを実感してきました。また、男子と女子では「モテ」の構造も違うと思っていて、男子は面白さやスター性でモテる人も多いですが、女子はそうとは限らない。こうした日常の中にあるささいな違いから許しがたい理不尽な違いまでを、誰かを傷つけたりすることなく、コメディーの力を借りて描けたらと思って生まれたのが今回の企画です。

 主演の小芝風花さんは、可愛いらしさはもちろん、お芝居からあふれる芯の強さが魅力だと感じており、今回、「男性であろうと女性であろうと、私の仕事の仕方は何一つ変わりません!」と言い切れる強い女性(男性?)にぴったりだと感じてオファーさせていただきました。常に明るく元気で、スタッフみんなを笑顔にさせてしまうすてきな存在です。イケメンすぎる男装姿には皆様もきっとキュンとしてしまうと思いますのでご期待ください!

 今回は、初のプロデュースとなる私を含め、若いスタッフが非常に多く集まってくださいました。斬新なアイデアやフレッシュな感覚を殺さず積極的に取り入れていくことで、いつもとは何か違うと感じてもらえる作品になればいいなと思っています。「書類を男にしただけで」、どうぞよろしくお願いいたします。

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