山田裕貴:役者人生史上最長せりふに挑戦 台本を見て「地面に倒れ込んだ」 「先生を消す方程式。」フライングドラマ配信スタート

連続ドラマ「先生を消す方程式。」のフライングドラマ「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」のサムネイル(C)AbemaTV, Inc.
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連続ドラマ「先生を消す方程式。」のフライングドラマ「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」のサムネイル(C)AbemaTV, Inc.

 俳優の田中圭さん主演の連続ドラマ「先生を消す方程式。」(テレビ朝日系、土曜午後11時)のスピンオフとなるフライングドラマ「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」(ABEMA)の配信が、10月31日午後11時35分にスタート。山田裕貴さん扮(ふん)する、高校教師の義澤経男(田中さん)に寄り添う心強い副担任・頼田朝日が主人公の物語で、山田さんはワンカット撮影で自身の役者人生史上最長となるせりふに挑戦している。

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 「先生を消す方程式。」は、東大進学率も高い、東京都内の進学校・帝千学園が舞台。成績優秀者がそろう3年D組には、実は大人を追い詰め、壊れていく姿をゲームのように楽しむ生徒が集っていた。新たな担任の義澤は、生徒たちから何をされても“笑顔”で指導を続けるが、やがて生徒たちの行動はエスカレートし、義澤を殺す計画が立てられる……というストーリー。

 「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」では、本編で追って明らかになる頼田の狂気性に焦点を当て、最終回以降の物語を“フライング”で描く。本編に隠された謎や真実につながるヒントも、本編より先に解明していく。全8話。

 フライングドラマ第1話のタイトルは「金銭力×行動力×知力=権力」。3年D組の副担任・頼田のタブレットに残された数々の“ビデオファイル”を、“4C(4セレブ)”と呼ばれる生徒・刀矢(高橋文哉さん)、弓(久保田紗友さん)、薙(森田想さん)、力(高橋侃さん)が発見。生徒たちが恐る恐るファイルを再生すると、そこには本性をむき出しにして狂気に踊る頼田の衝撃的な姿が収められていた。朝日が生徒たちに伝えたかった“最凶の授業”とは……という内容。

 ◇山田裕貴さんのコメント

 ーー山田さん史上最長のせりふ量をワンカットで撮影しましたが、台本を見たときどう思いましたか?

 笑いました(笑い)。笑って、「うそだろ!」って言って、地面に倒れ込みました。もうそれ以外の言葉が出なかったです(笑い)。

 ーーそんな中、第1話と2話の撮影を終えた現在の感想を教えてください。

 あと6話もあるんだ……と思いました。もちろん、嫌という意味じゃないです。ただあまりにもせりふ量が膨大で……(笑い)! 本当に、(鈴木)おさむさんがこの役を僕に任せてくれた思いとか、現場の皆さんの期待を感じるんです。だからこそ、僕はその期待に応えたい、クオリティーを落としたくない、という気持ちが強いですね。「あ、山田裕貴ここまでしかできないんだ」と思われたくない。

 よく“神様は乗り越えられない試練は与えない”っていうじゃないですか! でも、それに対して僕は「ギリギリ越えてるぞ!」って言いたいです(笑い)。だから、僕は今、限界突破する時期なのかもしれないと感じています。本当に「頼田朝日の方程式。」をやり遂げたい。それは本当に思っています。

 ーー視聴者の皆様に、「頼田朝日の方程式。」のどこに注目いただきたいですか?

 頼田朝日という役は、今までの山田史上一番心が汚いやつにしてやろう、と思いました。だから、「頼田朝日の方程式。」の頼田を見て、「絶対こんなやつになりたくない」って思ってほしいです。頼田朝日という役は、反面教師になると思うんです。というのも、頼田は授業の中でも偉人の名言とかすごくいい言葉を持ってくるんですが、本来その名言が伝えたいことの逆の捉え方をして、逆の教え方をして……。

 そんな役だから、もし自分にどんなに醜い部分や汚い部分があったとしても、「頼田よりかはましだ」と思ってほしいです。この役をやって僕もゆがんできそうで怖いです。撮影が終わるまでに、僕のことを嫌いにならないでください(笑い)!

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