薬屋のひとりごと
第13話 外廷勤務
12月27日(金)放送分
小松左京さんのSF小説「日本沈没」が原作のアニメ「日本沈没2020」の劇場編集版「日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-」(湯浅政明監督)が11月13日に公開されることを記念して、評論家の宇野常寛さんらがコメントを寄せた。
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宇野さんは「本作で描かれた『2020年の東京』の豊かさが空疎であったこと。本作を『政治的に』解釈した人々の反応が醜悪であったこと。本作にまつわるすべてのことが、身も蓋(ふた)もない現実を突きつけてくる。日本は既に『沈没』しているのだ」とコメント。
ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーは「この作品について湯浅監督がおっしゃった、『普通の人って複雑じゃないですか』という言葉が忘れられません。『日本沈没2020』には、フィクションに慣れすぎてしまった私たちが気にしてしまう、『フラグ』という概念が一切ありません。全員に死亡フラグが立っているとも、立っていないとも言える。ここには、野生のフィクションがあふれています」と話している。
映画ライターのよしひろまさみちさん、ブロガー、作家のはぁちゅうさん、ファッションプロデューサーの植松晃士さん、陸上アスリート(パラ幅跳び)の中西麻耶さんもコメントを寄せた。
「日本沈没」は1973年に発表された小松さんの小説。「日本沈没2020」は、「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」「映像研には手を出すな!」などで知られる湯浅さんが監督を務めた。2020年、日本で突然、大地震が起き、大混乱の中、東京都内に住むごく普通の家族、武藤家の面々は東京からの脱出を始めるが、沈みゆく日本列島は、容赦なく武藤家の面々を追い詰める。極限状態で突きつけられる生と死、出会いと別れなどが描かれる。
各話30分、全10話のNetflix版は、見ることを止められないスリルと意外な展開の連続。その勢いを加速した劇場版は、濃密圧縮怒濤の150分に。非常事態だけのことにはしておけない、さまざまな社会問題が渋滞しているので、繰り返し見ずにはいられない問題作。
今年一番絶望した映画! この世界が現実になったら、私は一番最初に、何も見ないまま死にたい。でも絶望の中では希望が際立つことも事実で、私たちは今、間違いなく理想郷に住んでいるのだと噛み締めました。泣きます。
一分一秒を無駄にはできない! 今を全力で生きることの大切を改めて気づかせてくれました。
自分の思っている日本人のイメージがどんどん裏切られてしまうくらい、オープニングからはショッキングな場面や出来事が繰り広げられ、いざ、大きな災害があった時にこんなにも人間は「心」を見失ってしまうものなのかという恐怖心もありましたが、主人公の歩は高校生という若い年齢で受け入れがたい現実と向き合いながら懸命に生きる姿が印象的でした。
二重国籍の弟が日本代表としてオリンピックに出場するシーンでは「国籍はどっちでもよかったけどね」といっていましたが、その選択肢を与えられた時に「日本」を選んでもらえるようなそんな日本を私たちは今後どのように用意して行くのか、近年、災害が日本を襲うことが多くなった今、私たちは失っては再建し、よりよい未来を作っていきたい そう思いました。
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