川島海荷:“ヘタキュン”ラブストーリー挑戦の心境は… 現場は「何かみんなニヤニヤ」

連続ドラマ「僕らは恋がヘタすぎる」に出演中の川島海荷さん
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連続ドラマ「僕らは恋がヘタすぎる」に出演中の川島海荷さん

 ABCテレビの新ドラマ枠「ドラマ+(プラス)」(毎週日曜午後11時55分~深夜0時25分)の第1弾として放送中の連続ドラマ「僕らは恋がヘタすぎる」で、俳優の白洲迅さんとダブル主演を務めている女優の川島海荷さん。ドラマは、電子書籍配信サイト「コミックシーモア」の少女マンガレーベル「恋するソワレ」で連載中の、橘えいこさんの同名マンガが原作で、恋に不器用な大人たちの姿を描く“ヘタキュン”ラブストーリーだ。「今までラブストーリーをやってこなかったわけではないのですが、“がっつり”少女マンガ原作で、男女の恋愛模様をメインに描いた作品は少なかった」と話す川島海荷さんに、“新たな挑戦”について聞いた。

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 ◇普段言わないようなせりふに「恥ずかしさ」 スタッフの反応が拍車?

 少女マンガは学生時代によく読んでいて、「ハマってしまうと一気読みしてしまう」と言う川島さん。「僕らは恋がヘタすぎる」については、「みんなの恋がすれ違う様や、それが結び合わさって心がつながる瞬間」が魅力と感じたようで、「もどかしいけど、応援したくなる感じで、『この恋どうなるんだろう?』でハマってしまいました」と振り返る。

 ドラマで川島さんは、人に気を使いすぎる優しい性格で、簡単に自分を犠牲にしてしまう藤原花を演じている。ラブシーンなど“がっつり”少女マンガの要素がちりばめられていて、「普段言わないようなせりふが多々あって。マンガから抜粋したものとドラマのオリジナルのものと両方あるのですが、私には何かストレート過ぎて、素直に過ぎて、恥ずかしさは結構ありました」と告白する。

 拍車をかけたのが現場のスタッフの反応で、「メークさんとかも部屋ににやけながら入ってくるんですね。マスクしているけど分かってしまう(笑い)。何かみんなニヤニヤしていました。でも周囲から『今のシーン、良かったよ』と直接言ってもらえたのはモチベーションになりました」と語った。

 花役を演じるにあたっては「愛らしい不器用さ」を意識。さらには「結構考えながら話す子でもあるので、あまり早口にならないようにっていうのも意識した点」で、「あとは、みんなに愛されるキャラクターになればいいなって思っていたので、気を使いながらも明るく振る舞うっていう部分が見えたらって演じていました」と話した。

 また、経営コンサルタントをしている口が悪くストレートな性格の成田洋介を演じる白洲さんをはじめ、片山みずき役の浅川梨奈さん、一之瀬歩役の塩野瑛久さんら共演者の印象は「みんな平和主義な方ばかり」。劇中ではドロっとしたシーンもあるが、「本当に落ち着く感じの現場で。毎日ずっと笑っていました」とほほ笑んだ。

 ◇「ギャップは大事」「遠回りするタイプ」 自身の恋愛観は…

 今年で26歳になった川島さんに自身の恋愛観についても聞いた。異性にドキッとする瞬間は「ギャップを見せられたとき」。「普段あまりしゃべらないのに、さりげなく優しさや、男らしさを見せられるとキュンとします。ギャップは大事ですね~」としみじみ。

 恋が不器用かどうかは、「『うまい』とは言いにくいですね。下手かどうかは自分では分からないのですが、自分からガツガツいくタイプでもないですし、うまく立ち回れたりもできない。『遠回りをするタイプ』だと思います」と自己分析した。

 改めて2020年を振り返り、「(コロナ禍で)いろいろなことが規制されて、いろいろな縛りが生まれた年であったと思うのですが、その中でもエンタメという範疇(はんちゅう)で、楽しいことをやろうとしている人たちもいて。私自身、自粛期間中はドラマを見て、楽しみを見つけられたので、そんな作品作りにこれからも携わっていけたらなって思っています」と気持ちを新たにする。

 さらに「『新人』とまでは言わないですけど、常に初心」という川島さんは、「変わったようで、根っこの部分は変わっていないというか。これからも地に足つけてやっていきたい」と意欲を見せると、30代に向けては「そのとき自分がやりたいことに一生懸命に向き合うってことが大事で。今はお芝居がとても楽しいですし、10代のころと比べて自分がやれることも増えてきたので、実生活も充実させて、お仕事も相乗効果で頑張れたらなって思っています。いろいろな役、20代にしかできない役、このドラマもそうですし、そういったものに積極的に挑戦していけたら」と力を込めていた。

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