アノニマス:香取慎吾主演の連続ドラマ “指対”メンバーで関水渚、MEGUMI、清水尋也、勝村政信が出演

連続ドラマ「アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~」に出演する(左から)清水尋也さん、MEGUMIさん、香取慎吾さん、関水渚さん、勝村政信さん(C)「アノニマス」製作委員会
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連続ドラマ「アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~」に出演する(左から)清水尋也さん、MEGUMIさん、香取慎吾さん、関水渚さん、勝村政信さん(C)「アノニマス」製作委員会

 香取慎吾さん主演で、2021年1月にスタートする「アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~」(テレビ東京、月曜午後10時)に、関水渚さん、MEGUMIさん、清水尋也さん、勝村政信さんが出演することが12月12日、分かった。ドラマは、SNSトラブル専門の対策室「警視庁指殺人対策室」通称「指対(ゆびたい)」が舞台で、4人は指対のメンバーを演じる。関水さんは同局のドラマに初出演となる。

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 ドラマは、インターネットの誹謗(ひぼう)中傷などキーボードによる“殺人”=指殺人をテーマにした、オリジナルのサスペンス。警視庁が試験的に新設した専門の対策室「指対」を舞台に、万丞渉(ばんじょう・わたる、香取さん)ら出世コースから外れたクセモノばかりのメンバーたちが顔の見えない犯罪者=アノニマスを見つけ出し、指殺人に苦しむ人々の事件を解決に導いていく……というストーリー。

 万丞の相棒であり本作のヒロイン・碓氷咲良(うすい・さくら)を関水さん、“特定”が得意な“鬼女”・菅沼凛々子をMEGUMIさん、指対室のデジタル担当・四宮純一を清水さん、万丞の上司で指対室の室長・越谷真二郎を勝村さんが演じる。

 関水さん、MEGUMIさん、清水さん、勝村さんのコメントは以下の通り。

 ◇関水渚さんのコメント

 以前からテレ東さんのドラマもバラエティーも大好きで一視聴者として楽しませてもらっていたので、ついにテレ東さんの作品に出演させていただけると聞いてとってもうれしかったです。そして、SNSを通して起きた事件を扱うということで今までにない新感覚のドラマになりそうだなと、ワクワクしています!

 まだ撮影前ですが、真っすぐで熱くなりやすくて、でもちょっぴり抜けてる咲楽の人間としての可愛らしさにとてもひかれています。咲楽の心の動きを思いっきりよく、繊細に丁寧に演じられたらと思っています。また、トップスターで、憧れの存在の香取さんと共演させていただくということは、今でも夢のようです。香取さん演じる万丞の大きな背中を追いかけて、全力で咲良を走り抜きたいと思います!

 SNS時代の今、本当に大切なことを改めて共有できるドラマだと思います。特にSNSを使ったことがある全ての方に、ドラマの中だけの話だと思わず、ぜひご覧いただきたいです。

 ◇MEGUMIさんのコメント

 香取さんとドラマで共演させていただくのは、過去にSPドラマで1回共演させていただいて以来です。とてもご無沙汰しているんですが、香取さんは幅広い世代にとってのスターであり多才な方。アートも映画も拝見させていただき、なんでもできる方という印象があるので、香取さんとがっつり濃厚な撮影ができるということは光栄で楽しみにしていました。

 今回演じる凛々子という役は私の中には全くない感覚なんですが、分からないことを突き詰めて、突き詰めて、突き詰めて、分かっていく快感を抱いているんだと思います。また、凛々子が“鬼女”をやっているのは、自分の生活環境の中で今の時代を強く生きていくためなのだろう思っています。SNSというこの時代だからこそ生まれた形で、今しか描けないテーマだと思います。

 2020年はSNSがきっかけで起きた悲しい事件やニュースがたくさんあって、私自身もこのテーマについて考えていたので、こんなストレートにこのスピード感でこうしたドラマ作品を描いたのはすごいことだなと思いますし、意味のあることだなと思います。自覚がなくてもSNSに依存していたり、SNS上でつながっている人が多いなかでの人とのつながりだったり、気が付いていないけど人を傷つけていたり……。SNSとの付き合い方を自分に置き換えてこのテーマを考えていただいたらと思います。

 ◇清水尋也さんのコメント

 四宮純一を演じます、清水尋也です。素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと共に、一つの作品へと臨めることを光栄に思います。香取さんをはじめ、大先輩方との共演は身の引き締まる思いです。この作品を通じてさまざまなことを学び吸収し、人として、役者としてまた一つ成長していきたいと思っています。

 "アノニマス"という作品に込められたメッセージや、四宮純一という人間を、芝居を通じて皆様にお届けできるよう精いっぱい演じさせていただきます。昨今、社会的に問題視されているSNS上での誹謗中傷。SNSと共に育ってきた世代の人間として、目の前の現実から目を背けることなく、誠実に向き合っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 ◇勝村政信さんのコメント

 撮影は本当に楽しみです。昔「SMAP×SMAP」で共演した時に上から泥の中に落ちるコントがあって、香取くんと二人きりになった時に香取くんから小声で「落として! 落として!」っていわれて香取くんが泥んこになったことを思い出しました(笑い)。

 俳優を始めたころに東映の刑事ものなどは演じさせていただきましたが、そのころの刑事ものと最近の刑事ものは犯罪の種類が違うので、まるで別物になっていると感じます。昔は拳銃を打つシーンが多かったですが最近はネット犯罪や詐欺などの事件を扱うことが多くなり、そういう役に対応をしないといけないんだなと思っています。昔の刑事ドラマのように勧善懲悪で犯人をたたきのめして最終的にみなさんの留飲が下がる、スカッとする、というストーリーが多かったですが、今は犯人を捕まえても被害者の思いに焦点があたり釈然としないストーリーの作品も出てきた。今は現実がそうなっている。アノニマスの第1話でも被害者に焦点が当たる。ドラマの水準が上がり、市井(しせい)にあってきた、夢物語ではなくリアリティーを描くようになってきたと思っています。

 (ドラマを通じて伝えたいのは)「希望」です。亡くなった命は戻ってこないですが、これからすこしでも悲しい思いをする人たちが減っていくよう、僕らも頑張っていかないとと思っています。

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