芸能プロダクション「ホリプロ」が主催する44回目を迎えた新人発掘オーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン」(ホリプロTSC)の決選大会が12月12日、東京都内で行われ、グランプリに輝いた愛媛県出身の中学2年生、山崎玲奈(やまさき・れな)さん(13)が会見を行った。
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1万9115人の中からグランプリに輝いた山崎さんは、「すべての審査において思いっきり楽しんでグランプリが取れたので、心からうれしいです」と満面の笑みを浮かべ、大会での出来を聞かれると「今回は自分に悔いなしということで、すべて100点としています」と満足げに語った。
将来の夢について、「ミュージカルを主に、映画やドラマとかでも幅広く活躍できる女優さんになりたいです」と語り、グランプリで獲得した賞金100万円の使い道を聞かれると、「私はディズニーが大好きなので、(ディズニーランドの)“年パス”(年間パスポート)を買いたいなと思います。まずそれです! 残りは、ためておこうかなと思います」と笑いながら明かした。
今回の大会は「ミュージカル次世代スター」をテーマに開催。山崎さんは「ミュージカルは見るのもやるのも大好きなので、(今回のテーマを見て)『おっ』と思って。『これは絶対受けたい』と思ったので、ラッキーだなと思いました」と振り返り、ミュージカルの魅力については「観客が目の前にいて、見ている人に歌で気持ちを伝えたり……というのはやっぱりミュージカルでしかできないと思う。直接歌やダンスで(気持ちを)伝えることができるのが魅力かなと思います」と語った。
山崎さんはものまねが得意で、レパートリーは連続ドラマ「半沢直樹」の主人公・半沢直樹や「となりのトトロ」のメイといい、会見で報道陣から要望されると、山崎さんは「トトロ! あなたトトロっていうのね!」とものまねを生披露し、笑いを誘っていた。
「ホリプロタレントスカウトキャラバン」は、1976年に開催された第1回グランプリの榊原郁恵さんをはじめ、山瀬まみさんや深田恭子さん、石原さとみさん、綾瀬はるかさんら多くの女優やアイドルを輩出している。今年は「ミュージカル次世代スター」をテーマに開催。応募資格は小学6年生から20歳までの男女で、国籍は不問。動画審査、リモート審査、地方審査や東京合宿などを経て決選大会に進むファイナリストが選ばれた。
この日開催された決選大会には女性9人、男性1人の計10人がファイナリストとして出場し、ダンス審査、演技審査、歌唱審査などが行われた。「17Live賞」を京都府出身の高校3年生、佐竹桃華さん(17)が受賞した。スペシャルアンバサダーを市村正親さんが務めた。
※山崎さんの「崎」は「たつさき」