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ひとり暮らし長~い芸人
11月21日(木)放送分
乃木坂46、欅坂46(現・櫻坂46)に続く坂道グループとして2019年3月にシングルデビューしたアイドルグループ「日向坂46」。昨年は、デビュー1年目でのレコード大賞、紅白歌合戦出場に、メンバーはドラマ、映画にモデル、バラエティーとさまざまな活躍を見せていた。2年目の今年は、ドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」の公開や、アルバム「ひなたざか」の発売、2年連続での紅白歌合戦への出場などがあったが、なんと言ってもテレビ番組への出演回数が増えた、という印象が強い。連日のように「日向坂46」の名前を番組出演者の欄に見かけるが、ドラマ、バラエティー、スポーツ……と、メンバーそれぞれが持ち前の特技で、活躍の場を広げていった1年を振り返る。
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日向坂46の2020年の幕開けは、1~3月に放送された当時の在籍メンバーが総出演していた連続ドラマ「DASADA(ダサダ)」(日本テレビ)だった。ファッションブランド「DASADA」を立ち上げた少女たちの夢と友情を描く学園青春群像劇。深夜ドラマながら、グループの勢いもあり話題を呼び、ドラマから誕生したファッションブランド「DASADA」のポップアップストアがSHIBUYA109(東京都渋谷区)でオープンした。
また、女優として個人での活動も見られた年だったといえるだろう。「アザトカワイイ」でセンターを務める佐々木美玲さんは、7~9月に放送された連続ドラマ「ドラマ25『女子グルメバーガー部』」(テレビ東京)に出演したほか、デビューシングル「キュン」から4枚目シングル「ソンナコトナイヨ」まで4作連続でセンターを務めた小坂菜緒さんは、映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督)に出演。当初6月19日の公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年5月に延期となった。ドラマ「DASADA」の熱演で、持ち前の演技力の高さが再注目された渡邉美穂さんは、2021年1月4、5日に2夜連続で放送されるドラマ「星になりたかった君と」(日本テレビ系)で、心臓を患い余命いくばくもないヒロインを演じる。
そして日向坂46が、今年ひときわ目立っていたのがバラエティー番組での台頭だ。バラエティーへの高い適性は、もともと冠番組「日向坂で会いましょう」(テレビ東京ほか)などでも指摘されていたが、今年はその実力を他の番組で発揮する機会が目立った。
「THE突破ファイル」(日本テレビ系)をはじめ、日向坂46は一度出演した番組への再登場回数も多く、“結果”を残して次につなげているといえる。そんなグループの中でも特にバラエティースキルに定評がある加藤史帆さん、佐々木さん、富田鈴花さん、渡邉さんが「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」(テレビ東京)に出演した際は、番組プロデューサーの佐久間宣行さんが「ノーアンケート、フリートークの番組に出てくるアイドルっているんだね(笑い)!」と自身のラジオ番組で絶賛していた。冠番組のMCを務める、気心の知れた「オードリー」の番組といえども、2週にわたって番組を盛り上げた4人の姿を見ると、バラエティーからのオファーが多いことも納得できる。
「有吉ぃぃeeeee! ~そうだ! 今からお前んチでゲームしない?」(テレビ東京系)で、持ち前のゲームスキルで活躍し、再出演につなげている丹生明里さんのように、自身の特技で、仕事の幅を広げるメンバーも多い。2018年8月から学業に専念するため、今年5月まで活動を休止していた影山優佳さんは、復帰後からまたたく間に、「FOOT×BRAIN」(テレビ東京)をはじめとするサッカー番組への出演が増えた。自身でサッカー審判の資格を取ったり、もともとの熱量の高さは知られていたが、復帰後はブログでJリーグの全クラブを紹介をしていく「影山優佳のWE LOVE Jリーグ」という連載企画を作るほど、さらに磨きをかけた。
日向坂46の今年の活躍をみるに、屈託のない明るさでどの番組でも真摯(しんし)に、そして前向きに取り組む姿が印象深かった。そしてその前向きさが、制作サイドにとっても好評なのだろう。2021年、“日向坂”の道の先には明るい未来が待っているはずだ。
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