俳優の佐藤健さんが大林組新企業広告のイメージキャラクターに起用され、1月1日に新テレビCM「つくるを拓く」編(30秒・60秒)が公開された。佐藤さんは、数百万年前の原始時代、地球のどこかで初めて“火”に遭遇した人類の祖先の前に、突如姿を現す“謎の人物”を演じている。同日から全国で放送。
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数百万年前の地球の、とある広大な大地で、雷に打たれた一本の木が燃えている。暗闇の中、恐る恐る火に近づく原始人たち。そのうちの一人が、燃え落ちていた枝を拾おうとしたものの、初めて目にする火におびえて、すぐに手放してしまう。訳が分からず、うめきながら立ち尽くす原始人の肩にそっと手をかける佐藤さん。原始人が振り向くと、すでに佐藤さんは逆側に立っていて、燃えさかる木を見つめながら「人類のものづくりは、火の発見によって進化したという説がある」と話しかける。
得体の知れない謎の人物を前にして、思わず逃げ出そうとする原始人。その瞬間、佐藤さんが「逃げるな!」と一喝する。驚き、転倒する原始人の目の前で、まだ燃えている一本の枝を拾う佐藤さんは、「取りなよ」「君が取ってくれないと歴史始まんないんだよなー」と、持っていた枝を原始人に差し出す。後ろの方に隠れて、2人のやり取りを心配そうに見つめる原始人の仲間たち。おびえながらも、ようやく覚悟を決めた原始人が、佐藤さんから枝を受け取る……という内容。
撮影は、自然以外に建物が何もない原始時代を再現するロケーションとして、大きな川と海のはざまの広大な砂地で行われた。佐藤さんは、自らのアイデアも取り入れた、グレーのタートルネックにオフホワイトのロングコートという“時空の旅人”風の衣装で登場。今回の役どころは、数百万年前の地球にどこからともなくやって来て、原始人とコミュニケーションをする謎の人物で、佐藤さんは演じるにあたり、「実在するような、しないような不思議な役だったので、その微妙な存在感を意識しました」と語っていた。