ミュージカル「魔女の宅急便」が3、4月に上演されることが決定。主人公・キキ役を2016年の「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を獲得した井上音生(ねお)さん、キキと出会う少年・トンボ役をジャニーズJr.の人気グループ「美 少年」の那須雄登さんが演じることが分かった。
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「魔女の宅急便」は、1985~2009年に全6巻が発表された角野栄子さんの児童文学。魔女のしきたりに従って、13歳で親元を離れた魔女・キキの成長を描く。スタジオジブリの宮崎駿監督が手掛けた劇場版アニメ(1989年)が有名で、2017年には上白石萌歌さん、2018年には福本莉子さんがそれぞれキキ役を務めたミュージカルが上演された。
主演を務める井上さんは、「前作(2018年)の舞台を見て、感動し、泣いたのを覚えており、その時から私もキキを演じてみたいと思っていました。今回、その思いが実り、キキ役のお話をいただけてとてもうれしかったです」と喜びをコメント。「キキは魔女ですが、普通の女の子と同じところも多く、共感できると感じています。ミュージカルは初挑戦ですが、私もキキと一緒に成長できればと思っています」と意気込んでいる。
那須さんは、「ジャニーズ公演以外の作品への出演が初めてでグループのメンバーもいないので、不安や緊張はありますが、とても楽しみです」と期待を寄せ、「僕が演じるトンボは好きなことに真っすぐな性格が魅力なので、自分なりのトンボを演じていけたらと思っています。『魔女の宅急便』は大人も子供も心が温まる作品だと思います。お客様が劇場に来て良かったと思えるような作品にできるように頑張ります」と話している。
東京公演が3月25~28日に新国立劇場中劇場(東京都渋谷区)、名古屋公演が4月10、11日に愛知県芸術劇場大ホール(名古屋市東区)、大阪公演が4月15~18日にメルパルクホール大阪(大阪市淀川区)で上演される。
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