その女、ジルバ:“エリー”中田喜子の演技に視聴者もらい泣き “新”池脇千鶴に「役者魂が素晴らしい」の声

池脇千鶴さん主演の連続ドラマ「その女、ジルバ」の第3話のワンシーン=東海テレビ提供
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池脇千鶴さん主演の連続ドラマ「その女、ジルバ」の第3話のワンシーン=東海テレビ提供

 女優の池脇千鶴さん主演の連続ドラマ「その女、ジルバ」(東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分)の第3話が1月23日、放送された。“エリー”こと、花富屋敷衿子役の中田喜子さんが涙する場面があり、視聴者からは「エリーの泣く姿にもらい泣きしてしまった」「エリーの涙に泣き笑い、そして素晴らしい演技に感動」といった声が上がるなど、話題となった。

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 「その女、ジルバ」は、「第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞した有馬しのぶさんの同名マンガが原作。主人公の笛吹新(池脇さん)は大手百貨店でアパレル店員として働いていたが、物流倉庫に左遷されてしまう。そして人生の折り返し地点で飛び込んだのは、「40歳未満お断り」の“超高齢熟女バー”「BAR OLD JACK & ROSE」だった。新は「小娘」「ピチピチ」とからかわれながらも、高齢ホステスたちの刺激を受けながら、忘れかけていたものを取り戻していく……というストーリー。

 第3話では、突然、チームリーダーのスミレ(江口のりこさん)に呼び出された新と前園(山崎樹範さん)。みか(真飛聖さん)も見守る中、ホストにハマっていると勘違いされた新がリストラ対象になっていることをどう考えているのか、と2人を問い詰める。

 スミレの剣幕に、熟女バーでホステスのバイトをしていることを白状せざるをえなくなると、その日の終業後、バーの前で「ホステス募集40歳以上」の貼り紙をしげしげ眺めるスミレとみかの姿があった。

 ドレスにウィッグ、バッチリメーク。昼間とは別人の“アララ”の姿に衝撃を受ける2人。そこに姿を見せたエリー(中田さん)だったが、様子がおかしい。彼女が二十代の時、散々貢いだあげくに捨てられた詐欺師のような男に約40年ぶりに再会、しかも同じ団地に引っ越してきたといい……という展開だった。

 中田さん演じるエリーが、池脇さん演じるアララの前で涙をする場面では、エリーが「両親には申し訳ないことしたと思ってる」と言って、思わず涙。アララは、自身も泣きそうな顔をしながら、「エリーさん、お化粧が……」と言って、話を聞く姿が描かれた。また、“くじらママ”こと久慈きら子役の草笛光子さんが、エリーに向かって「思い出は美しい方がいい。でも、過去は過去」などと話す場面も登場した。

 SNSでは、「池脇千鶴ちゃんがどんどん可愛くなっていく……」「池脇千鶴の役者魂が素晴らしい」「クジラママ、かっこよかった!」「きれいなお姉様方が輝いてて明るい気持ちになれる」などのコメントが並んだ。

 ドラマについては、「自分も40代だから、ドラマの中のせりふにいろいろと元気づけられる。あんなお店あったら、皿洗いでもいいから働きたい」「年を取るのが楽しみになるような、怖くなくなるような、まだまだ! まだまだこれから!って思えるドラマ」という感想が書き込まれていた。

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