岡田将生:「さんかく窓の外側は夜」で30代の新境地 バディーの先輩・ニヒルな除霊師役「二つ返事で引き受けた」

映画「さんかく窓の外側は夜」に出演している岡田将生さん(C)2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会(C) Tomoko Yamashita/libre
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映画「さんかく窓の外側は夜」に出演している岡田将生さん(C)2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会(C) Tomoko Yamashita/libre

 俳優の岡田将生さんと志尊淳さんがダブル主演を務める映画「さんかく窓の外側は夜」(森ガキ侑大監督、公開中)の場面写真が1月26日、解禁された。岡田さん演じるすご腕の除霊師・冷川理人がニヒルな笑みを浮かべる様子が映し出されている。今作で岡田さんは、30代に入って、演技にさらに磨きがかかり、新境地を開いている。

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 岡田さんが演じる冷川は、除霊師としての腕は申し分ないが、常識に欠け、人とうまくコミュニケーションがとれない男性。冷川の冷徹さがにじみ出るシーンの撮影では、森ガキ監督から「感情が出ちゃってるから、もう少し抑えてください」と演出され、極限まで感情を抑えた演技を見せたという。

 同じ特異体質の三角康介(志尊さん)とバディーを組み、自分の境遇を共有できる「仲間」のような存在を知り、徐々に心境に変化が表れていく。

 「アヒルと鴨のコインロッカー」(2007年)で銀幕デビューし、映画やテレビ、舞台と幅広く活躍する岡田さんだが、20代の頃は志尊さん演じる三角のような、バディーの後輩役のオファーが多かったという。30代に突入し、役の幅をどう広げていくのかが課題だったという岡田さんは、冷川役に挑んだことを「この役の候補に自分の名前が挙がったことが単純にうれしくて、二つ返事でお受けしました」と明かした。

 映画の終盤、冷川の人格形成に影響を与えた“ある出来事”が明らかになる。岡田さんは、冷川の過去について「自分の想像力を働かせることがこの仕事の面白さではあるのですが、あまりに壮絶すぎて想像がつかない部分もありました」といい、「ただ、分からない方が演じがいがありますが、“理解したい”という気持ちだけはずっと大切にしていました」と役作りについて語った。

 映画は、「月刊MAGAZINE BE×BOY(ビーボーイ)」(リブレ)で連載されたヤマシタトモコさんの同名マンガが原作。霊をはらうことができる除霊師・冷川と、霊を見ることができる三角の心霊探偵バディーが、除霊を使って謎や事件を解決していく……というストーリー。女優で歌手の平手友梨奈さんも出演し、“呪いを操る”謎の女子高生・非浦英莉可を演じている。

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