氷川きよし:20回目の「きよしこの夜」振り返る アマビエ風の衣装も 2月13日にWOWOWで放送

氷川きよしさん
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氷川きよしさん

 歌手の氷川きよしさんが、昨年12月16日に東京国際フォーラム・ホールA(東京都千代田区)で行ったコンサート「氷川きよし スペシャルコンサート2020 ~きよしこの夜 Vol.20~」の模様が、 2月13日午後7時からWOWOWプライムで放送される。コンサートは、定員の50%以下という集客制限ルールを守り、2日間4公演で約1万人を動員した。放送に先駆けて、2月2日にデビュー記念日を迎えた氷川さんが、コンサートを振り返った。

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 ――コロナ禍という未曽有の状況下、コンサートを成功裏に終えられました。

 心配な気持ちもあったんですけど、万全の感染防止体制をした上で、開催させていただくことができました。お客様には楽しんでいただけたようですし、「待っていてくださったんだな」と実感しましたね。

 ――冒頭はアマビエ風の青い衣装で「大丈夫 2020」を披露。どんな意図を込めたのですか?

 オープニングは明るく行きたかったんです。やはりこの状況で、皆さん精神的にも参っておられると思うんですね。だから、少しでも背中を押せるような、励ましの言葉を贈る曲でオープニングを飾りたいな、と。そこから「きよしのズンドコ節 2020」へとつなげるハッピーな流れにしました。

 ――デビューから21年をへた今、当時をどう振り返っていらっしゃいますか?

 当時は、歌に自分を投影するというよりも、架空の世界の主人公になりきって演じるように歌っていました。その後、この歌の道で山あり谷あり、自分なりに日々精いっぱい努力してきて……「皆さんの期待にお応えしたい」と必死だった原点を大切にしながらも、“今”の自分自身も大切にして愛さないといけない。そう思うようになっていったんです。

 ――氷川さんが作詞された「Never give up」は、「恐れずに」「強くなってゆこう」という決意表明のような歌詞が印象的です。どんな思いを込めて歌われましたか?

 「Never give up」というメッセージをまずは伝えたいな、と思っていました。自分自身、どんなに周りから「歌手になんかなれない」と言われても、決して諦めずに生きてきたからなんですね。「何を言われようが貫く!」という信念を持っていれば、必ず人は付いてくると思うんです。自分が変わっていけば、周りも変わって行く。強くなっていくことでしか、幸せをつかめないですもんね。元々は弱くて、周りのいろんな言葉が気になる自分だからこそ、そう気付けたんじゃないかな? とも思います。

 ――「エンターテインメントの灯を消さないように……やっぱり続けていかないといけないですし」というMCにも、強い信念を感じました。

 衣食住と比べれば後回しにはなってしまいますけども、人は、エンターテインメントからもらえる心の栄養や人の励ましがないと、(困難などを)乗り越えられないんですよね。歌を発信して、それが皆さんの生きる力になればいいな、という純粋な思いから出た言葉でした。それに、コンサートで一緒に頑張ってくださっているバンドさんやスタッフさんにしても、自分が止まると活動の全てが止まってしまうので……やはり自分が舞台に立ち、前へ進んでいかなければ! という思いがありましたね。

 今回の見どころは、2時間半のすべてがマイストーリーでもあり、皆さんのストーリーでもあるところかな? と思います。WOWOWさんは再放送も多いですし、部屋で好きなだけ見られるのがいいですよね。もう何回も自分のポップスコンサートや大阪城ホール公演を見ていて、オンエアのたび「ラッキー!」って得した気分になっています(笑い)。皆さんもぜひ、何度もご覧ください!

 *……「氷川きよし スペシャルコンサート2020 ~きよしこの夜 Vol.20~」は、2月13日午後7時からWOWOWプライムで放送。関連番組として、「氷川きよし『KIYOSHI special concert 2015 ~KIYOSHI'S SUMMER~』」を3月19日午後0時15分からWOWOWライブで放送。

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