江口のりこ:「その女、ジルバ」池脇千鶴は撮影現場で存在感「抜群」 生活で取り入れていることも明かす

連続ドラマ「その女、ジルバ」に出演している江口のりこさん(左)=東海テレビ提供
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連続ドラマ「その女、ジルバ」に出演している江口のりこさん(左)=東海テレビ提供

 女優の池脇千鶴さん主演の連続ドラマ「その女、ジルバ」(東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分)で、浜田スミレを演じている江口のりこさん。江口さんが作品や役に対する思い、撮影の雰囲気、池脇さんの印象、生活で取り入れていることなどを語った。

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 ドラマは「第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞した有間しのぶさんの同名マンガが原作。アパレル店員から物流倉庫へ左遷された主人公・新(池脇さん)が40歳未満お断りの超高齢熟女バー「BAR OLD JACK & ROSE」に飛び込み、高齢ホステスたちの刺激を受けながら、忘れかけていたものを取り戻していく物語。スミレは新が勤務する物流センター倉庫のチームリーダーという役どころ。

 13日放送の第6話では、「BAR OLD JACK & ROSE」でのクリスマスパーティーの準備が進められる。新からクリスマスパーティーの招待券をもらったスミレは、独り身に慣れ切っていたこともあり、パーティーへの参加を楽しみにしていた。そんな中、石動(水澤紳吾さん)が告白の準備をしていた……というストーリー。

 ◇江口さんのコメントは以下の通り

 --浜田スミレの印象は?

 原作では“大柄な女性であること”と“休憩時間によくタバコを吸っていること”以外はあまり詳しく描かれていなかったのですが、事前にいただいた台本を読むと、スミレの背景やキャラクターが細かく描かれていました。脚本家さんが私をイメージしていただいたのか、オリジナルで作ってくださったのだと思います。

 --撮影現場はどんな雰囲気ですか?

 池脇さん、真飛さんは同じ年代ということもあり、たくさん話さなくても一緒にいること自体が楽しいですし、落ち着きます。草笛(光子)さんをはじめ、先輩方が撮影に来る日はとても楽しみです。皆さんとても明るくお元気で、ちょっとした失敗をフォローし合っている。このドラマにおける先輩方の力は大きいですね。

 --池脇さんとは2003年公開の映画「ジョゼと虎と魚たち」以来の共演となりますが。

 映画では池脇さんと一緒にお芝居をするシーンはなかったので、今回ドラマでご一緒できてとてもうれしかったですし、毎回楽しみながら撮影に臨んでいます。現場での池脇さんの存在感は抜群です。

 --BAR「OLD JACK&ROSE」のような、とっておきの場所はありますか?

 私はお酒があまり飲めないので、近所にあるお気に入りの喫茶店や洋食屋などに立ち寄ることが多いです。家とは環境が異なる場所でコーヒーを飲むだけでも、休んでいるという気持ちになれますし、洋食屋のオムライスなど定番メニューが大好きなんです。あとは散歩が趣味で、とにかく外に出て歩くのが一番の気分転換です。散歩で少し疲れたら喫茶店に立ち寄るので、それがリラックスできる場所につながっています。

 --幸せを掴むべく変化していくスミレを演じていますが、江口さんの転機は?

 上京して今の劇団「東京乾電池」に入り、役者を始めた時です。実は、作品が転機になるということはあまりなくて。もちろん、作品ごとに築いたものや反省はありますが、折れ線グラフで例えると、急にガーンと上下するのではなく、ずっと真っ直ぐ斜め上に伸びている感じでしょうか。

 --普段の生活で意識して取り入れていることはありますか?

 よく眠ることです。寝てさえいればどうにかなると思っているので、寝る時間をとにかく作ります。そのために、時間がある時に先々やらなくてはいけないことをやります。例えばせりふを全部頭に入れてしまうとか。そうすれば帰宅した時にゆっくり眠りにつくことができます。一番嫌なのは、夜遅くに家に帰ってからせりふを覚えること。自分の時間を確保したいので、先を読んで行動することが習慣になっています。

 --視聴者にメッセージをお願いします。

 このドラマの登場人物は、自分が思う幸せを自ら選択していきます。行動すれば年齢関係なく魅力的で、人生が輝くということをこのドラマが教えてくれていますし、出演している先輩方が実践してくださっています。そしてスミレの幸せも見守っていてください!

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