WOWOW:新感覚“モキュメンタリー”が3月から配信 濱津隆之、荻野由佳ら出演

「ザ・モキュメンタリーズ ~カメラがとらえた架空世界~」のロゴ=WOWOW提供
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「ザ・モキュメンタリーズ ~カメラがとらえた架空世界~」のロゴ=WOWOW提供

 架空の世界で社会の変化に翻弄(ほんろう)される人々を追い、現代社会で実際に起きた出来事や社会の矛盾を「モックドキュメンタリー(模造のドキュメンタリー)」という手法で描く「ザ・モキュメンタリーズ ~カメラがとらえた架空世界~」が、3月からWOWOWで配信されることが2月18日、分かった。

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 番組は各話完結で、8つのエピソードを描く。濱津隆之さん、石原良純さん、安藤優子さん、片岡安祐美さん、荻野由佳さん、マンボウやしろさん、アンミカさん、行定勲さんが各回に出演。新進気鋭のクリエイター・伊藤峻太さんが脚本を担当し、第1話と第4~8話の監督も務める。

 第1話では、イタリア・エトナ山の大噴火で、報道の映像に映り込んだことから広く認知された透明人間たちを通して、不遇の存在にスポットを当て、マイノリティーとマジョリティーの不条理を捉える。そのほか、自分自身を株式公開する“個人の公開株化”を行う女性に密着して“人の価値”を問う回や、日本語の「世界無形文化遺産」への登録を機に制定された「不正日本語取締法」の問題など言葉の最前線に密着するエピソードを予定している。

 WOWOWオンデマンドで3月29日午後8時から第1~4話、4月26日午後8時から第5~8話を配信。また、WOWOWプライムでも放送され、4月19日午後8時からスタートする。第1話は無料放送。

 ◇伊藤峻太監督のコメント

 「我々は、虚実皮膜の間を縫う仕事をしている」と、師によく言われました。「SF×モキュメンタリー」という手法は、まさにそれを体現していると感じます。作り物なのに、本当のことが映っている。今作は8つの異なる世界。密着した方々はそれぞれ、視えない風潮にあらがい、自分の価値を探し、道に迷い、社会の変化に翻弄されながらも必死に生きようとしていました。彼らの姿を通して、本当に大切なことや、より良く生きるヒントがちょっとだけ見えるような、そんな作品です。

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