横山裕:「コタローは1人暮らし」で連ドラ初主演 「30代で培ったものを出し切れるよう」

連続ドラマ「コタローは1人暮らし」のビジュアル=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「コタローは1人暮らし」のビジュアル=テレビ朝日提供

 人気グループ「関ジャニ∞」の横山裕さんが、4月から放送される「コタローは1人暮らし」(テレビ朝日系、土曜午後11時半)で、連続ドラマ初主演を務めることが2月18日、明らかになった。「30代最後に連続ドラマの初主演をさせていただけるということで、感慨深いものがあります。30代で培ったものをこの作品で出し切れるよう頑張りたい!」と意気込んでいる。

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 ドラマは、累計100万部を突破した、津村マミさんの同名マンガを初めて映像化。子連れ入居禁止のアパートで、自堕落な日々を送る売れないマンガ家・狩野進の隣の部屋に、ワケありな1人暮らしをする5歳児・さとうコタローが引っ越してくる。コタローとの出会いで、狩野やアパートの住人たちが、大人としての責任や人を思いやる気持ちの大切さを改めて実感し、成長する姿を描くハートフル・コメディー。

 出版社のマンガ賞を受賞して以降、まったく鳴かず飛ばずの売れないマンガ家・狩野を演じる横山さんは、「コタローが発する言葉はメッセージ性が強く、ハッとさせられることがたくさんある。そのメッセージを受け皿となる狩野を介して丁寧に視聴者の皆さんに伝えていきたい」と語っている。

 本作のキーマンとなるコタローは、2017年に放送された連続ドラマ「カンナさーん!」などに出演し、“天才子役”と注目された川原瑛都くんが演じる。また、「のだめカンタービレ」(2006年)や、「偽装不倫」(2019年)、「私たちはどうかしている」(2020年)などの衛藤凛さんが脚本、映画「マザーウォーター」(2010年)、ドラマ「パンとスープとネコ日和」(2013年)、「きょうの猫村さん」(2020年)など知られる松本佳奈さんが演出、映画「蜜蜂と遠雷」(2019年)を手掛けた篠田大介さんが音楽を担当する。

 ◇横山裕さんのコメント

 ――本作で連続ドラマに初主演することが決まった時の気持ちをお聞かせください。

 原作を読んだのですが、とにかく胸に刺さるんです。いろいろな問題を「こういう角度から伝えるのか!」というマンガのパワーと、著者の津村(マミ)先生のスゴさを感じたこの作品に主演させていただくことが決まって、率直にうれしかったです。僕は今年で40歳になるんですが、30代最後に連続ドラマの初主演をさせていただけるということで、感慨深いものがあります。30代で培ったものをこの作品で出し切れるよう頑張りたいと思います。

 ――狩野進というキャラクターを演じる思いや、注目してほしいところはありますか?

 コタローの発する言葉はエッジが効いていて、メッセージ性が強いんです。ハッとさせられることがたくさんあるし、それを言うのが5歳のコタローだから余計に響くんですよね。コタローが発した言葉を、受け皿となる狩野を介して視聴者の皆さんにどう伝えていくか……。そういう意味でも受け手が大事になってくるので、監督さんとお話しながら丁寧に演じて、視聴者の皆さんにメッセージを伝えていけたらいいなと思っています。

 ――初めてコタロー役の川原瑛都さんにお会いした印象をお聞かせください。

 ドラマ化にあたって、まず最初に「コタローの役って誰がやるんやろう? こんな大人びた子どもをどう表現していくんやろう?」と、頭に“?”が浮かんだんですけど、今日初めて(川原)瑛都くんにお会いしたら、ものすごくしっかりしていました。末恐ろしいくらいに(笑い)。ちょっと大人びているところなど、コタローと瑛都くんが重なる部分があるので、一緒にお芝居するのがすごく楽しみですね。

 あと、何万回と言われているとは思うんですけど……やっぱりカワイイですね! 僕は頼もしい瑛都くんについて行くと決めました! 引っ張って行ってもらいます(笑い)。

 ――“1人暮らし”にまつわる印象的なエピソードがあれば教えてください。

 “芸能界あるある”かもしれないんですが、ちょっと高めの家賃の家に住んだ方が頑張れるし、そこに収入も付いてくる……という説があるんです。だから僕もジュニア時代にちょっと背伸びして1人暮らしを始めたんですけど、全然仕事がなくて半年でその家を出たんですよ。だから、やっぱり身の丈に合った家に住んで、身の丈に合った生活をしないと自分の首が絞まるんやなって実感しました(笑い)。

 1人暮らしには自由というメリットもありますけど、朝ひとりでちゃんと起きないといけないなどデメリットもありますよね。ベタなんですけど、僕も1人暮らしを始めてから親のありがたみを感じました。

 ――放送を楽しみにいている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 メッセージ性のあるこの物語が、ドラマとしてどんなふうに描かれていくのか、僕も今から楽しみです。土曜の夜に、ホロッと泣けて、クスッと笑ってもらえる……そんな温かい時間を作ることができたらいいなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください!

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