天空侵犯:白石晴香、青木志貴の挑戦 膨大なせりふ 初めてのアクション 二人でタッグを組むように

「天空侵犯」の一場面(C)三浦追儺・大羽隆廣・講談社/天空侵犯製作委員会
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「天空侵犯」の一場面(C)三浦追儺・大羽隆廣・講談社/天空侵犯製作委員会

 「亜人」などの三浦追儺さんが原作、「ボックス!」などの大羽隆廣さんがマンガを担当したサバイバルアクションマンガが原作のアニメ「天空侵犯」が、2月25日からNetflixで全世界独占配信される。無数の高層ビル群がつり橋でつながる異常空間“領域”を舞台に、主人公の女子高生・本城遊理が仲間と協力して謎の仮面と戦い、理不尽な世界をぶち壊そうとする姿を描く。遊理役の白石晴香さん、遊理と共に戦う二瀬真由子役の青木志貴さんら豪華声優陣が出演することも話題になっている。先が読めない展開、派手なアクションなどが魅力の同作について、白石さん、青木さんに聞いた。 

ウナギノボリ

 ◇ギャップに萌える!

 --原作を読んだ印象は?

 白石さん スピード感があり、刺激的なシーンもあったので、ドキドキハラハラしながら原作を読んでいました。

 青木さん デスゲーム的なお話が大好きで、次が気になりながら読み進めていました。ホラー映画も大好きなので、仮面のビジュアルにもひかれました。女の子が可愛く、セクシーなので、そこも刺さる要素でした。

 --自身が演じるキャラクターの印象は?

 白石さん 遊理は、表情が豊かで感情の起伏が激しい女の子です。理不尽な状況で、強くなろうとします。成長していく過程に、感情移入しました。私と違って決断力があるんですよね。私だったら、こんな恐ろしい世界に入ったら、恐怖で立ち上がることができなくなりそうです。でも、遊理はどんどん前に進む決意をします。私は、こうはなれません。遊理は、すごいんです!

 青木さん 二瀬は、最初はクールで冷酷な印象があったのですが、意外と隙(すき)があるんですよね。ギャップに萌(も)えました。メンタルも強い女の子です。戦う強い女子が大好きなので、そういうところが刺さりました。他人に興味なさそうだけど、みんなと協調して戦う。コミュニケーション能力もあるんです。そこは私とは違いますね(笑い)。

 --お互いのキャラクターの印象は?

 白石さん 二瀬ちゃんは、ギャップがあるんですよね。しばらくお風呂に入れなくて自分の匂いを気にしているところとか、行動に乙女心が表れていて、そこがツボです。ところどころで乙女な表情をするんです。可愛いですよね。青木さんが演じられることで、より表情が豊かになって、魅力が倍増しています。お互いを助け合うシーンもあり、掛け合いでも青木さんに助けていただきました。二瀬ちゃんとタッグを組んでいるような気持ちで収録に臨めました。

 青木さん 遊理は、普通の女子高生だけど、覚悟を決めてからガラッと変わる。格好いいですね。素直で感情が豊かです。私は感情を表に出すのが苦手なので、うらやましいです。ブラコンなところも面白いです。ギャップが可愛い!

 --お互いの役者としての印象を教えてください。

 白石さん 以前、青木さんの舞台を見させていただいたことがあり、美しい!おきれい!という印象でした。収録では、私はガチガチに緊張していて、お話できるかな?と思っていたのですが、お隣に座って、お話しするうちに、勝手に親近感がわきました。収録の途中で私がカニカマを食べていて、おすすめしたら食べていただけたので、それもうれしかったです。

 青木さん 別の作品で白石さんの演技を見ていて、今回とは全然違うタイプのキャラクターだったので、こういう白石さんもあるんだ!とびっくりしました。遊理は叫んだり、声を上げるので、普段の白石さんとのギャップにワクワクしていました。

 ◇気合で収録

 -ー演じる際に意識したことは?

 白石さん 遊理は、シリアスなモノローグの裏で、ギャグのようなリアクションもします。シリアス、面白さのギャップを意識していました。ずっとしゃべっていて、忙しかったです(笑い)。アクロバティックなシーンもあって、おなかから声を出そうとすると、体が動いてしまうので、なるべく動かないように意識しながら収録していました。

 青木さん 最初はすごく緊張していましたが、どんどんなじんで演じることができました。クールな女の子ですが、それだけじゃない魅力もあります。回を重ねるごとに感情が豊かになることを意識していました。

 --確かに遊理はせりふ量が膨大です。ここまでせりふ量が多いのは珍しいのでは?

 白石さん 台本の自分のせりふにマーカーをひいたら、マーカーだらけになってしまって(笑い)。モノローグがあり、叫ぶシーンもあり……とこれまでにない経験でしたね。収録では朝から大声を出したので、一日中、気合を入れて過ごせたんです(笑い)。

 --青木さんはこの作品ならではの挑戦はありましたか?

 青木さん ここまでアクションシーンがあるのは初めてでした。体力がないので、酸欠になりかけたり(笑い)。体力勝負でしたね。朝が弱いので、早く起きて、体を起こしてから収録に臨みました。

 ◇高いところが怖くて四つんばい!?

 --舞台となる“領域”は高層ビル群を吊り橋でつないだ広大な空間です。高いところは好きですか?

 白石さん 安全が保証された場所は好きです。柵があれば大丈夫ですけど、何もない屋上は怖いですね。

 青木さん 本当に苦手なんです。安全が保証されていてもダメですね。ライブでリフトで上がることがあるのですが、すごく怖くて……。以前、VRで高層ビルでネコを助ける体験をした時も、あまりにも怖すぎて、立ってられなくて、四つんばいになってしまいました。

 --最後に見どころを教えてください。

 白石さん 物語がどんどん展開していきます。刺激的なシーンもあります。スピード感がすごいので、ぜひ注視してください。絶望的な状況ですが、遊理のギャグシーンが救いになればうれしいですね。一度立ち止まって、普段とは違う状況になった時に「何を信じるのか?」を考えるヒントになるかもしれません。改めて、そんなことを考えました。

 青木さん ドキドキハラハラの展開で、続きが気になるはずです。めちゃくちゃ格好いいアクションシーンもあり、ほっこりするシーンもあって見どころがたくさんあります。出てくる人がキャラもみんな濃いです。必ず推しキャラが見つかるはずです。推しキャラを見つけていただいて、共感したり、ドキドキハラハラしていただければ。

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