猪塚健太:「ポルノグラファー」完結に感慨 「一つの大切なターニングポイント」

映画「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」に出演している猪塚健太さん
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映画「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」に出演している猪塚健太さん

 フジテレビの動画配信サービス「FOD(エフオーディー)」で最速100万回再生を突破し、地上波放送もされた話題のドラマ「ポルノグラファー」に、主人公の一人、久住春彦役で出演した俳優の猪塚健太さん。同シリーズは丸木戸マキさんのBLマンガが原作で、2月26日公開の映画「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」(三木康一郎監督)で完結。「僕の中で一つの大切なターニングポイントと言える作品、役になりました。人間としても、役者としても大きくなれたと思っています」と感慨深げに振り返る猪塚さんに話を聞いた。

 ◇映画では「かなり踏み込んだラブシーン」を…

 「ポルノグラファー」は、猪塚さんと竹財輝之助さんのダブル主演で2018年7月に配信がスタートした。官能小説家の木島理生(竹財さん)と大学生の久住春彦(猪塚さん)の純愛物語で、シリーズ2作目として2019年に「インディゴの気分」が実写ドラマ化。劇場版は、官能小説の口述筆記という奇妙な出会いを経て恋人になった木島と久住がどんな未来を選ぶのかが描かれている。

 撮影は昨年の夏、自粛期間が明けて間もないころに行われた。猪塚さんにとって「演じたい」という気持ちが一番高かった時期だ。「役者としてもかなりフラストレーションがたまっていましたし、人とも会えていなかった分、早く現場で皆さんと仕事をしたいという気持ちがありました。結果として、映画の中の木島先生と春彦の久しぶりの再会ともリンクして、すごくいい相乗効果になったと思います」と明かす。

 役を再演するにあたって、ドラマからの時間経過は当然、意識した。猪塚さんは「春彦が大学生から社会人になっているという、この差は大きくて。プライベートな時間も心の余裕も少なくなり、今までは許容してきたものが、許せなくなったりもすると思うし、その辺りの余裕のなさは意識しました。以前は『年の割に大人に見えた』春彦が、『より大人になったけど子供っぽい部分』が出せるといいなと思いましたし、木島先生に会えなかった間に積もった思いを、どれだけ自分の中にため込んでいるのかというのを、役作りで大切にしました」とほほ笑む。

 一方で、春彦として木島先生から名前で呼ばれたことが、「すごく響いたし、うれしかったし、心が動かされた」という猪塚さんは、春彦と木島先生のラブシーンを「映画の一つの見どころ」に挙げる。

 「ドラマと比べて、かなり踏み込んだラブシーン。(撮影の)時期的にも何度もできるものではなかったので、一発本番のつもりで、演じる僕らはもちろんなのですが、スタッフの皆さんも集中してくださっていました。熱の入ったラブシーンになっているので、しっかり見応えのあるものになっていると思います」とアピールした。

 ◇現状に満足せず 「人間の汚い部分、醜い部分も演じたい」

 改めて、「ポルノグラファー」シリーズに対して、「これだけ長く同じ役を、何作品にもわたって演じさせていただくということは、なかなかないことですし、この先もそんなに出会えるものではないと思います。本当にこの作品を見て応援してくださった皆さんのおかげです」と思いを明かす猪塚さん。

 支持を集めたことについて、「原作に対してキャストもスタッフも、リスペクトの気持ちを持って、この作品を実写としてやる意味をしっかりと考えながら、丁寧に作り上げたことが視聴者の皆さんにも伝わったのかなって思っています」と推測し、「作品と真っすぐ向き合ってやり遂げたという思いがあります」と胸を張る。

 役者としては現状に満足せず、「この先も長く続けていきたいという思いがあるし、もっと『面白い役者』になっていきたい」と話す猪塚さんは、「僕の中の『面白い役者』っていうのは、枠に収まらない、えたいの知れない人であったり、何をしでかすか分からない、『この人、裏があるんじゃないか』と想像させる役ができる人。人間の汚い部分とか、醜い部分とかも演じたいですね!」と力を込めていた。

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