1999年10月の放送開始以来、関西でお茶の間に親しまれてきたMBSの長寿ローカル番組「ちちんぷいぷい」が、3月12日に最終回を迎えた。番組のMCを務める山中真アナウンサー、河田直也アナウンサーは共に涙を流し、「いよいよお別れの時間です。21年半、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、21年半、放送回数5115回の歴史に幕を下ろした。
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月~水曜のMCを務めた山中アナは「入社して20年、この番組ずっと楽しかったです。スタッフ大勢に支えられました。大勢の出演者に助けてもらいました。街の皆さん、テレビの皆さんに助けていただきました。これを糧にもっといいアナウンサーになって、『ぷいぷい』に負けない番組を届けていきます。これからも4チャンネルをよろしくお願いします」と、声を震わせながらとあいさつ。
木・金曜のMCを務めた河田アナは「僕は1999年春に入社して、その年の10月に『ぷいぷい』が始まり、ずっと『ぷいぷい』にお世話になり、『ぷいぷい』に育ててもらいました。角(淳一)さんは『ちちんぷいぷい』というタイトルに“癒やし”という思いを込めて、番組をスタートしたそうです」と回顧し、「終わってしまうのは無念です。番組は終わってしまいますが、これからのみなさんの健康と幸せを出演者一同、スタッフ一同、お祈りしています」と万感の思いを込めて語った。
番組は、当時同局のアナウンサーだった角淳一さんをメインMCとして立ち上がり、関西では「ぷいぷい」の愛称で親しまれた。平日の午後1時55分というワイドショーの激戦区ながらも地域密着情報を多く扱い、番組独特のゆるさなどで視聴者の支持を得た。
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