トレードマークの“太眉”をカットしたことで話題のタレントの井上咲楽さんが、NHK・Eテレで3月27日午後9時から放送される番組「ウワサの保護者会SP『学びの地域差 学生の本音』（仮）」に出演する。全国の高校生や大学生にオンラインで参加してもらい、コロナ禍の1年を振り返って、教育に対して何を期待するのか話し合う。井上さんは「私もそうでしたが、自分は何者になりたいんだろうと、つかめない何かを探している同世代の子がいたら、この番組をぜひ見てほしいです」と呼びかけている。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　NHKでは「いま、学びを守ろう。」キャンペーンとして、昨年12月から「＃学びたいのに」をテーマに、コロナ禍で学びたいのに学べない状況にある子供たちの声を募集し、さまざまな視点から取材・番組を放送してきた。

　この日は、キャンペーンサイトに投稿を寄せてくれた大学生やコロナ禍の影響で進路を変えた高校生、親の援助を受けられず東京の寮で暮らしている大学生など、日本全国の高校生と大学生が参加。特に地域による教育機会の格差や経済的理由で選択の幅が狭まることへの思いを語り合い、当事者である学生たちの声から、これからの教育や地域の学びに求められることを考える。MCは教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹さんが務める。

　井上さんは、「私が高校生だった当時に悩んでいた『地域による教育格差』を今回みんなと共有できました。環境によりチャンスが奪われることはもったいないことだと改めて思います。今、教育についてたくさんの情報が発信されていますが、環境によってはその情報にたどり着くのが本当に大変なことなので、この番組が一つのステップになるといいなと思います」と思いを明かす。

　さらに「もがいている途中だったり、分からないから動いていたりという同世代の子たちを見て、何か刺激をもらえると思いますし、何となくでも何かつかめるかもしれません。固まっていた思考のカギを一度開けてみてほしいなと思います」とメッセージを送った。