注目ドラマ紹介:「リカ~リバース~」 “純愛モンスター”「リカ」誕生の物語 高岡早紀が今度は母親役に

女優の高岡早紀さんが主演を務める連続ドラマ「リカ~リバース~」のワンシーン=東海テレビ提供
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女優の高岡早紀さんが主演を務める連続ドラマ「リカ~リバース~」のワンシーン=東海テレビ提供

 東海テレビ・フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠(土曜午後11時40分)で放送される、女優の高岡早紀さん主演の連続ドラマ「リカ~リバース~」が3月20日に始まる。高岡さん主演の連続ドラマ「リカ」(2019年放送)のエピソードゼロ。愛する人を手に入れるために暴走する雨宮リカが“純愛モンスター”になった経緯が描かれるサイコスリラー。高岡さんは狂気に満ちたリカの母親・雨宮麗美(れみ)を演じる。全3話。

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 原作は、五十嵐貴久さんの小説「リカ」「リバース」(幻冬舎文庫)。麗美は、結花(山口まゆさん)、梨花(田辺桃子さん)という美しい二卵性双生児の娘、開業医の夫(純烈・小田井涼平さん)と一緒に裕福な生活を送っていた。しかし、麗美の心はある理由から深く傷付いていたのだった。麗美の悲しみはやがて2人の娘に伝染し、母子3人の周囲で数々の事件が起こって……。

 浅香航大さんが雨宮家の家庭教師・宗像忍役、福田麻由子さんが雨宮家の家政婦・花村幸子役を演じる。

 第1話は、東京の高級住宅地、広尾にある豪邸・雨宮家に住む美しい主婦、麗美(高岡さん)は、新しく家政婦協会から派遣されてきた花村幸子(福田さん)を笑顔で迎え入れた。「雨宮麗美、28歳です」という麗美の言葉に、幸子は一瞬戸惑った。20代には見えなかったからだ。冗談よと艶然とほほ笑む麗美。幸子は、こんな裕福な家に住み込みで働ける幸運に胸を高鳴らせていた。

 麗美の夫・武士(小田井さん)は、元々麗美の祖父から継いだ麻布のクリニックを経営する外科医。ハンサムでお洒落で自慢の夫で父だ。双子の姉・梨花はまるでフランス人形のような華やかさを、妹の結花は日本人形のような慎ましさを持ち、太陽と月のような姉妹だった。

 娘たちの家庭教師、宗像(浅香さん)は長身の医学部生で、2人はどうやら彼に憧れを抱いている様子。英会話の先生の千尋(阿部純子さん)は明るい美人で、年の近い幸子とはすぐに仲良くなった。

 幸子が雨宮家になじみ始めた頃。夫婦の結婚記念日に麗美は「今日は私が作るわ」とキッチンに立った。得意料理はミートソース。上機嫌で鍋をかき混ぜていた麗美だが、あることをきっかけに表情が一変し……。

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