女優の石原さとみさんが、永野芽郁さん主演の映画「そして、バトンは渡された」で、キャリア初の母親役に挑戦することが4月8日、分かった。石原さんは「初めての母親役でしたが、私の周りにもお友達の子供も多いですし、気負わずに演じることができたと思います」とコメントを寄せている。
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「そして、バトンは渡された」は、累計発行部数が77万部を突破した、瀬尾まいこさんによる同名小説が原作。血のつながらない親の間をリレーされ、4回も名字が変わった森宮優子と、二人暮らしをしている義理の父親・森宮さん。ある日突然、娘を残して姿を消してしまった、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。二つの物語が交差するという展開。
永野さんが主人公の森宮優子、石原さんがシングルマザーの梨花を演じるほか、田中圭さんが血のつながらない父親・森宮役で出演することも発表された。
永野さんは「自分のお母さんが原作を読んでいて『実写化したら芽郁に演じてほしい』と言われていた小説だったので、うれしくなってすぐに脚本を読ませていただきました。今まで挑戦したことのない役どころでしたが、お母さんのためにも自分のためにも絶対にやりたい作品だと思いました」とコメント。
田中さんは「血のつながらない親子の関係性を作るのが難しいなと思っていて実際に一筋縄ではいかなかったですが、芽郁ちゃん演じる優子ちゃんとはすてきな距離感になれたらいいなと思って演じました」といい、石原さんは「撮影の合間も(娘役の)くるみちゃん(稲垣来泉さん)とずっと一緒にいましたし、肌と肌が触れている時間を多くしようと心がけていました」と語っている。
映画は、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」などで知られる前田哲監督がメガホンをとった。2020年10月下旬~11月下旬に撮影が行われ、現在は編集中。今年10月29日に公開される。
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