月が導く異世界道中:テレビアニメが7月スタート 追加キャストに早見沙織、久保ユリカ、前野智昭 “なろう系”ラノベ原作

「月が導く異世界道中」のビジュアル(C)あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中製作委員会
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「月が導く異世界道中」のビジュアル(C)あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中製作委員会

 小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれたライトノベルが原作のテレビアニメ「月が導く異世界道中」が、7月からTOKYO MX、MBSほかで放送されることが4月28日、分かった。声優として早見沙織さん、辻親八さん、久保ユリカさん、二ノ宮愛子さん、上田麗奈さん、前野智昭さんが出演することも発表された。メインキャラクターの真や女神、月読命が描かれたビジュアルも公開された。

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 早見さんは、世界の果てに住むハイランドオークの女の子・エマ、辻さんはエルダードワーフ族・ベレン、久保さんは女性冒険者・トア、二ノ宮さんはトアの妹・リノン、上田さんが真を勇者として異世界に召喚した女神、前野さんが真に加護を与え助ける月読命をそれぞれ演じる。

 早見さんは、自身が演じるエマについて「ハイランドオークという種族の、心優しく可愛らしい女の子です。物語の序盤、ひょんなことから真に助けられ、異世界道中の源流を作る一端を担った……ともいえる存在です。一生懸命でけなげな姿が魅力的で、自然と自分自身も真っすぐな気持ちでマイクに向かわせていただきました。あわあわしたりまれに怒ったりする姿もギャップがあって可愛らしいので、お楽しみに!」とコメントを寄せている。

 トア役の久保さんは、「トアは一族の名誉を挽回(ばんかい)するため、懸命に冒険者として戦う女性ですが、作品の雰囲気を考えながら、あまり暗くなりすぎないように元の性格をベースに持ってシーンに合ったテンション感を意識しました。妹を大切に思う姿はとてもカッコ良くてすてきなので、トアの良さが少しでも多くの方に伝わるとうれしく思います」と話している。

 前野さんは「月読命がまさにこの物語を大きく動かすきっかけとなる」といい、「それほど多いとは言えない出番の中でも説得力や存在感を出そうと考えつつ、スタッフさんと相談し、キャラを作らせていただきました。ぜひご覧いただければと思います」とメッセージを送った。

 「月が導く異世界道中」は、あずみ圭さん作、マツモトミツアキさんイラストのライトノベル。平凡な高校生だった深澄真が勇者として異世界へ召喚されるが、女神に「顔が不細工」とののしられ、勇者の称号を剥奪され、最果ての荒野に飛ばされてしまう……というストーリー。真は、魔術や戦闘においては常識外な力を発揮することになる。ライトノベルがアルファポリスから刊行されており、シリーズ累計発行部数は170万部以上。アニメは、「FAIRY TAIL」などの石平信司さんが監督を務め、「魔女の旅々」などのC2Cが制作する。

 ◇キャスト(敬称略)

 深澄真:花江夏樹▽巴:佐倉綾音▽澪:鬼頭明里▽エマ:早見沙織▽ベレン:辻親八▽トア:久保ユリカ▽リノン:二ノ宮愛子▽女神:上田麗奈▽月読命:前野智昭

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