わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
女優の上白石萌歌さんが、WOWOWの開局30周年記念として今秋に放送、配信される「連続ドラマW 宮部みゆき『ソロモンの偽証』」で連続ドラマ初主演を務めることが5月3日、分かった。上白石さんは2012年にWOWOWの「連続ドラマW 分身」で女優デビュー。今回、同局のドラマに約9年ぶりに凱旋(がいせん)する。
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「ソロモンの偽証」は宮部みゆきさんの同名ミステリー小説が原作。学校内で起こった男子生徒・柏木卓也の転落死に疑問を抱いた女子生徒・藤野涼子が、事件の真実に迫るべく学校内裁判に動き出す……という物語で、2015年には映画化もされた。今回の連続ドラマでは、舞台を原作の1990年代の公立中学校から、SNSが普及する現代の私立高校に置き換えて描かれる。
上白石さんが演じるのは、学校内裁判を主導する藤野涼子。警察や高校が柏木の死を自殺だと断定する中、涼子のもとに“同級生・大出俊次らによる殺人”を告発する匿名の手紙が届き、謎の他校生・神原和彦と共に事件の真相を明かそうと立ち上がる、という役どころだ。
ドラマには、権野元監督や脚本家の篠崎絵里子さんら、宮部さんの小説が原作の「連続ドラマW 楽園」チームが再集結。全8話で、今秋にWOWOWプライムとWOWOW4Kで放送、WOWOWオンデマンドで配信される。第1話は無料放送。
ーー本作のオファーを受けた際のお気持ちは。
私のデビュー作もWOWOWの作品ということもあり、勝手ながら原点のように感じていたので、このような形で戻ってこられてとてもうれしいです。「ソロモンの偽証」は公開時に映画館で見ており、同世代の役者の方々に刺激を受けた覚えがあります。今回お話をいただいて、この作品にまた新たな風を吹かせられたらいいなと思いました。
ーー脚本を読まれた際の感想や、今回演じられた役・藤野涼子についての印象。
脚本に並ぶ言葉がどれもとてつもない熱と力を帯びていて、発することで自分が負けてしまわないかと不安になるほどでした。藤野涼子は誰よりも責任感が強く、一人で多くのことを背負って生きる女の子です。彼女自身をどうにか救ってあげたいという⼀心で藤野涼⼦を生きようとしました。
ーー役作りで心がけたことや、撮影を終えての感想。
今作はオリジナルとは異なり、高校生という年齢設定で物語が進んでいきます。高校生ならではの心の機微や葛藤を繊細に表現することを意識しました。私なりの藤野涼子としてのまなざしを感じていただけたらと思います。苦しい題材ではありますが現場は常に明るく、活気にあふれていました。素晴らしいチームで物作りができたことを心から幸せに思います。
ーーこの映像化を通じて届けたい思いや、視聴者の皆様へメッセージ。
さまざまなものが多く錯綜(さくそう)する中で、真実とは何か、偽りとは何か、正義とは何かを必死に問う物語です。真実にたどり着いたとき、どんな光景が彼女たちを待っているのか、ぜひ見届けてください。
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