30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい:赤楚衛二主演ドラマがギャラクシー賞・マイベストTV賞グランプリ

「第58回ギャラクシー賞」のマイベストTV賞グランプリに選ばれた「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」主演の赤楚衛二さん
1 / 1
「第58回ギャラクシー賞」のマイベストTV賞グランプリに選ばれた「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」主演の赤楚衛二さん

 放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第58回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)の入賞作品が5月13日に発表され、俳優の赤楚衛二さんが主演を務めた連続ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京)が、マイベストTV賞第15回グランプリに選ばれた。

あなたにオススメ

 放送批評懇談会が日本の放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」。マイベストTV賞は、視聴者の「素晴らしかった」「面白かった」「感動した」といった思いを放送局や制作者に伝えるために創設された。今回は、2020年4月~2021年3月の国内で放送されたテレビ番組を対象に、放送批評懇談会の正会員をはじめ計780人の投票で選出された。

 「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」は、ウェブサービス「ガンガンpixiv」で連載中の豊田悠さんのマンガが原作で、ファンからは「チェリまほ」と呼ばれている。30歳になり「触れた人の心が読める魔法」を手に入れたさえない安達(赤楚さん)がひょんなことから、社内随一のイケメンで営業部エースの同期・黒沢(町田啓太さん)の心を読んでしまう。黒沢の心の中は、なんと安達への恋心でいっぱいだった……という展開。

 心が読めるようになった主人公と、主人公に思いを寄せる同期の男性の心の機微を丁寧に描き、ジェンダーを超えた普遍的な愛の物語として評価された。「人と人との繋がりの大切さが表現されており、優しい世界観が素晴らしかった」「BLというジャンルでありながら、誰もが楽しめるステキな作品」「コロナ禍の鬱々とした毎日を救ってくれたドラマ」といったコメントが寄せられ、投票者の幅広い支持を集めた。

 6月2日に、同賞の贈賞式の模様が放送批評懇談会の公式YouTubeチャンネルで配信される。

テレビ 最新記事