にぶんのいち夫婦:恋愛観、結婚観を問い直す“ざわハララブストーリー” 比嘉愛未、竹財輝之助インタビュー

連続ドラマ「にぶんのいち夫婦」への意気込みを語った主演女優の比嘉愛未さん(左)と俳優の竹財輝之助さん(C)テレビ東京
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連続ドラマ「にぶんのいち夫婦」への意気込みを語った主演女優の比嘉愛未さん(左)と俳優の竹財輝之助さん(C)テレビ東京

 女優の比嘉愛未さん主演、俳優の竹財輝之助さん共演の連続ドラマ「にぶんのいち夫婦」(テレビ東京系、水曜深夜0時40分)が、6月2日深夜にスタートする。ドラマは、結婚2年目の夫婦の純愛と裏切りが交錯し、見る人をざわざわ、ハラハラさせるラブストーリー。「恋愛観や結婚観を見つめ直せる良い機会になっています」と話す比嘉さんと、「今まで見たことのない比嘉愛未が見られます!」とアピールする竹財さんに、今作への意気込みを聞いた。

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 ◇比嘉愛未「なかなかできない経験なので楽しい!」

 ドラマは、小説投稿サイト「エブリスタ」で連載された夏川ゆきのさんの同名小説が原作。結婚2年目、32歳の中山文(比嘉さん)は、周囲も羨むイケメンで誠実な夫・和真(竹財さん)と平穏な日々を過ごしていた。しかし、ある日、文は夫の携帯電話に届いた意味深なメッセージを見てしまう。さらに夫の帰りが遅くなり始め、文は夫を問いただして夫婦関係が壊れるかもしれないリスクを取るか、自分の心にしまってこれからの日常を守るか、迷いの結婚生活を送ることに……という物語だ。

 撮影に入る前に原作を読んだという比嘉さんは、「文ちゃんの気持ちにすぐなれたといいますか、泣いたり悲しんだりできたので、早く現場で文ちゃんとして生きたい! という思いがありました」と振り返る。文は、夫の浮気を疑い、証拠探しに動き出すことから、「日々心がすり減っていったり、ボロボロになっていたりするんですけど、なかなかできない経験なので楽しいです! 変かな?(笑い)」とニッコリ。

 今作がきっかけで、自身の恋愛観や結婚観を見つめ直せているといい、「私は結婚を経験していないので、『結婚したら幸せになれる』とか、甘いところばっかり見ちゃっているところもある。文ちゃんを演じて思うのは、結婚して、そこがゴールじゃないということ。人と人が向き合っていくことが大変なんだな、と考えさせられて......」と話す。

 ◇竹財輝之助「サイコパスに見えていたら」

 一方、料理が得意で優しく、マメな性格で周囲の評判もいいが、ささいなことで浮気疑惑が浮上する夫・和真を演じる竹財さんは、「現場で文ちゃんの顔を見ているのがつらいですね」とポツリ。「この(せつない)顔をさせてるの俺なんだよな、って感覚で見ているので……しんどいです(笑い)」と明かす。

 和真の浮気は事実なのか。その相手の正体とは。嘘と真実、純愛と裏切りが交錯する展開ということで、竹財さんは「和真という人間のベースを作った上で、さらに二つ、三つ人格を作っている感じなので、その出し方はすごく意識してやっているんですけど、難しいです」と苦労を明かし、「何考えているのかわからないサイコパスに見えていたらいいなと」と話した。

 ドラマの見どころについて、竹財さんが「比嘉愛未がホントいい顔しているんですよ!」と話すと、「今までやったことないお芝居をたくさんさせてもらっていますね!」とうなずく比嘉さん。「普段、怒ったり、悲しんだりというより、わりと陽気なタイプなので、(撮影で)真逆なことをやっているからか、行きつけの鍼(はり)の先生に『顔がガチガチです』って言われて(笑い)。それぐらい悲しい表情は常にしています」と明かした。

 作品にちなみ、パートナーに浮気疑惑が持ち上がったら追及する? と聞かれると、「私は追及しないです」と比嘉さん。「携帯も絶対見ないですし、一個人として踏み込んじゃいけないルールはきっちり守りたい。もしするんだったら『墓場まで持っていってください』って思います(笑い)」ときっぱり。既婚者である竹財さんも「携帯は見ない」といい、「浮気の現場とか見つけたら終わりなので、バレないようにやってください! バレたらおしまい(笑い)」と話していた。

 ※ヘアメーク:奥原清一(suzukioffice=比嘉愛未担当) 万希(ENISHI=竹財輝之助担当) スタイリスト:後藤仁子(比嘉愛未担当) 大石裕介(竹財輝之助担当)

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