異世界魔王の“裏側”:第5回 原作者・むらさきゆきや 原作誕生秘話 異世界ものの魅力は「自由さ」

「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」の一場面(C)むらさきゆきや・講談社/異世界魔王Ω製作委員会
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「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」の一場面(C)むらさきゆきや・講談社/異世界魔王Ω製作委員会

 講談社ラノベ文庫(講談社)のライトノベルが原作のテレビアニメ「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の第2期「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」が4月からTBS、BS-TBSで放送されている。同作のスタッフが制作秘話を語る「異世界魔王の“裏側”」。第5回は原作者のむらさきゆきやさんに作品の魅力などを語ってもらった。

 ◇キャラの内面は個性と連続性を大切に

 --原作が生まれたきっかけは?

 30年くらい前にもファンタジーがはやりました。今、はやっているファンタジーとは、意外と大きな差異があります。両方の橋渡しになるような作品を目指して、企画しました。あとは、イラストレーターの鶴崎貴大先生と相談しながら作ったのが、この企画の特徴です。

 --自身もMMORPG(多人数同時接続型オンラインRPG)はよくプレーする?

 ゲーム会社に在籍していた頃、MMORPGを作っていました。当時はプログラマーでしたが。ライバルタイトルの研究ということで、はやっているMMORPGはいろいろプレーしました。

 --女性キャラクターを魅力的に見せるために考えていること、工夫していることは?

 エルフとヒョウ耳はイラストレーターの鶴崎先生の発案です。私はストーリーに合わせるところをやりました。ラノベの特徴はイラストなので、イラストレーターさんに企画レベルで参加してもらったことは、大きなアドバンテージになりました。あとは、キャラの内面については、個性と連続性を大切にしています。

 --異世界ものの魅力は?

 異世界もののよさは、自由さです。ストーリーや設定について、いわゆる創作のお約束を無視してでも、面白さを優先できます。むしろ、リアリティーを重視した作品を読みたい気分なら、現代モノや歴史モノや、ノンフィクションを読んでいるはずなので。

 ただし、自由にやり過ぎると、それはそれで興ざめなので……大雑把(ざっぱ)に見えるでしょうけれど、バランス取りは他ジャンル以上に気を使います。

 ◇ここまで書いた自著が全てライバル

 --アニメを見て感じたことは?

 アニメ一本が視聴者さんの元で流れるまでに、どれだけ大勢の人が尽力しているか……・こうして関わる前には想像もしていませんでしたが、途方もなく膨大な情熱が注がれています。アニメという形で作品が発表される、このことが一つの奇跡ですね。感動、感激、感謝です。

 -ー原作の今後の展開は?

 自分の中で構想はあるのですが、鶴崎先生と担当編集の庄司智さんにお見せして、その感想によっては展開をガラリと変えて作り直すので、つまり未定ですね。展開のことより、年内にもう1巻出したいです。最近、めちゃめちゃペースが落ちているので、頑張ります。いつも「今までで一番よい巻にしよう」と思っているのですが、ここまで書いた自著が全てライバルになるので、大変です。

 -ーアニメ第2期のラストに向けて見どころは?

 オープニングとエンディングも素晴らしいし、エンドカードもすごい方々に描いていただいたし、どの話にもウリがあるので、全てが見どころです。個人的に思い入れがあるのは、第7話でして……オリジナル展開があり、脚本を担当させてもらいました。あと、最終回にも、ご期待いただければ。

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