今週の激推シネマ:「夏への扉」ハインラインの名作SF、山崎賢人主演で映画化 「Arc アーク」芳根京子、17歳から100歳までを熱演

映画「夏への扉 -キミのいる未来へ-」の場面写真(C)2021「夏への扉」製作委員会
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映画「夏への扉 -キミのいる未来へ-」の場面写真(C)2021「夏への扉」製作委員会

 MANTANWEB編集部“激推し”作品を紹介する「今週の激推シネマ」。今回は、6月25日に公開された、俳優の山崎賢人さん主演の映画「夏への扉 -キミのいる未来へ-」(三木孝浩監督)、女優の芳根京子さん主演の映画「Arc アーク」(石川慶監督)を“激推し”する。

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 ◇「夏への扉 -キミのいる未来へ-」

 原作は1956年に米国で発表されたロバート・A・ハインラインの名作タイムトラベル小説「夏への扉」(ハヤカワ文庫)。映画は舞台を日本に移し、1995年から2025年へ時を超え、人生の全てを奪われたロボット科学者が未来を取り戻す冒険物語だ。

 95年の東京、科学者の高倉宗一郎(山崎さん)は、信頼していた共同経営者と婚約者に裏切られ、冷凍睡眠させられてしまう。2025年に目を覚ました宗一郎は、変えられた運命を取り戻すため、30年の時を超えてリベンジを誓う。

 宗一郎を慕う女子高生・松下璃子役で清原果耶さん、宗一郎と行動を共にする人間そっくりのロボット役で藤木直人さんらも出演する。

 ◇「Arc アーク」

 原作は米SF作家のケン・リュウさんの短編小説「円弧(アーク)」(ハヤカワ文庫)。芳根さんは、17歳から100歳以上を生き抜く女性という難役に挑戦した。

 舞台は、そう遠くない未来。放浪生活を送っていたリナ(芳根さん)は、師となるエマと出会い、生きていた姿のまま遺体を保存できるように施術する「ボディワークス」という仕事に就く。エマの弟・天音はこの技術を発展させ、ついに「不老不死」を完成。リナは不老不死の技術を受けた世界初の女性となり、30歳の姿のまま永遠の人生を生きていくが……。

 リナの勤めるエターニティ社の責任者エマに寺島しのぶさん。エマの弟で天才科学者の天音役に岡田将生さん。物語の重要なカギを握る人物を倍賞千恵子さん、風吹ジュンさん、小林薫さんが演じる。

 そのほかに、ビアトリクス・ポターのベストセラー絵本を実写化した2018年の映画「ピーターラビット」(ウィル・グラック監督)の続編「ピーターラビット2 バーナバスの誘惑」(同)も6月25日に公開された。

 ※山崎賢人さんの「崎」は立つ崎(たつさき)

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